神戸三宮阪急ビルと周辺の再開発、再整備が完了した三宮北側エリアですが、これまでJR三ノ宮駅北側についての整備は特に言及されていませんでした。
神戸市はまず、整備の完了したサンキタ広場と対面する三宮北交差点周辺についてのリニューアルを行う事を決定。ロータリーの西側の形状を変更し、駅前広場や歩道を拡大する改造を進める予定です。
現在のロータリーは、タクシー以外は一方通行になっており、ロータリーに進入した車両は直接、フラワーロードに出る経路に設定されています。
これを完全にロータリー内を、1周する経路に切り替え、そのフラワーロードへの退出路は広場の一部に転換します。
この改造によって、現在の浮島のような中央の歩道は広場と一体化し、横断歩道も短縮して、より歩行者に配慮された空間に生まれ変わります。
サンキタ広場のリニューアルと共にバス停周りの歩道が拡大されましたが、拡大部分は未だ仮舗装になっています。今回の三宮北交差点改修と共に路面の舗装も一体的に刷新されます。
路面はサンキタ広場やサンキタ通りに採用されている御影石のブロックタイルをモザイク調に敷き詰めた舗装に変更し、駅前広場の統一感と洗練性を高める予定です。
シックでスマートな印象のある神戸三宮阪急ビル周り。南側も同様のモノトーンなデザイン舗装で駅周辺はより神戸のハイカライメージに沿った景観に改修されていく予定です。
この交差点改良工事でより三宮北側に統一感と一体感が生まれる事になります。改修の始まった三宮OSビルと合わせて駅前が更なる進化を遂げるでしょう。
ただJR三ノ宮駅前の舗装等はどこまで手が加えられるのか不明瞭な点は残ります。三宮北駅前の雑居ビル群の再開発については何も聞かれないのも気になるところです。南側は大幅に開発が進むので、地権者の検討会立ち上げにコーディネーターとしての行政の役割も求められる筈です。
三宮再整備・三宮北交差点改良工事は2023年3月末に完成予定
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