間もなく開業以来初となるリニューアル工事を開始する為、閉館を予定している西神中央駅前の中核商業施設プレンティ。
特にメイン棟となる専門店1番館はフルリニューアルの為、一時的に完全閉館を予定しています。
「REBORN」2023年秋、「プレンティ」は生まれ変わります。
閉館の為、各テナントの閉店セールが開始されています。
既に閉店している店舗区画には、新しく生まれ変わるプレンティのプロジェクトの概要を掲示して、人々の肝心が高められるよう周知しています。
プレンティのリニューアルについては、地域住民の注目度も高いようです。
2番館については営業を続けながら、東側、西側と段階的にリニューアル工事が進められる計画です。
閉店セールが開始されている各テナント。リニューアルによってテナントは全面入れ替えされるのか、それとも一部のテナントは残るのか。
テナント構成とその内容は商業施設の生命線です。魅力的なテナントが誘致される事を期待したい次第です。
近隣地域だけでなく、中高域も商圏として対象にするリーシングが出来ると、必然的に集客性は上がり、憧れ=ブランド化→人気住宅エリアへの図式が生まれてきます。
地域密着型に特化し過ぎると、地域住民のみの利用が主になり、商業施設としてのポテンシャルは広がらず、知名度も変わらないので、既存地域住民のみを満足させるだけに終わり、新たな人口流入は抑制されてしまいます。
改装によって開業したエキソアレ西神中央は無難なテナントを集積させた結果、どちらかと言えば地域密着型に偏ってしまいました。
郊外立地の為、なかなか都心のようなテナント構成を期待するのは難しいかもしれませんが、ポトマックやワールド・ワン等の新進気鋭企業にも参画して貰い、新業態や新たな試みを西神中央からスタートする等、神戸の新しい郊外でのライフスタイル提案を行う実験施設としても活用出来ないでしょうか。
本来であれば、今回のリニューアルは、シネコン空白エリアなので、シネコンを導入する事で、中高域圏からの集客を高められる絶好の機会だったかとは思いますが、ほぼ同時期に名谷パティオもリニューアルする必要があり、投資額に制限があるので、そこまでの大規模改修は不可能のようです。
改修工事を施工するのは、竹中工務店と湊建設工業のJV。設計はアール・アイ・エーが担当します。布陣としては、良い組み合わせでしょう。竹中工務店はumieのリニューアルを一貫して施工していますので、商業施設の改修には定評もあります。
エキソアレ西神中央、須磨パティオとの差別化を図りつつ、魅力的な商業施設への転換をどう図るのか。西神中央のリノベーションの成否をも左右する可能性のある仕上げ的な存在だけに、プレンティのリニューアルは非常に重要な意味を持っています。
リノベーション神戸・西神中央プレンティのリニューアル 専門店1 番館完全閉館前の閉店セールへ突入
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西神をよく利用していますが、有名企業の工場があったり休日は満車になるほどのJA六甲のめぐみ、牛肉、神戸ワイナリーと魅力ある施設が粒ぞろいですが、なんというかあるだけで連携した要素や地元感が全くないのが残念です。
東京の郊外にこれらがあるとすればおそらく異業種コラボやレストラン、工場見学ツアーなどを駅に展開して雑誌やネットに特集など容易に想像できます。
また長年近くに住んでいますが何人かの友人にグリコは知っているがぼんち工場があるんだと最近知ったと言う程有名企業の存在感のなさやムラがあったりと勿体ないです。
簡単そうで難しいかもしれませんが、市か民間企業がコーディネートをうまく連携できれば大阪や三ノ宮と全く違った体験型の郊外エリアがプレンティを中心にしてできるんじゃないかと可能性を感じます。
長文失礼致しました。