名谷駅前の西側に広がる約5,000平方メートルの市有地はこれまで暫定的に平面駐車場として活用されてきましたが、市はリノベーション神戸プロジェクトの一環として、名谷駅前の人口集積を図る為、住宅開発に転用する事を決定し、開発を進める民間事業者に譲渡しました。
既に駐車場は昨夏より閉鎖されていますが、なかなかプロジェクトは始動に至っていませんでした。しかしようやく前月には現地に建築計画のお知らせが掲示されました!
日鉄興和不動産と関電不動産開発の2社が共同開発を行い、保育園を併設した地上15階建の分譲と賃貸マンション2棟を建設する計画です。設計はIAO竹田設計が担当します。分譲マンションが268戸、賃貸マンションが50戸の合計318戸が供給される予定です。分譲マンションは関電不動産開発のブランド「シエリア」となるのでしょうか。
この駅前住宅開発によって、駅前の人口が一気に1,000人近く増える事になります。名谷は三宮や新長田等、JR線乗り換え駅からも近い為、西神中央以上に高いポテンシャルと競争力を兼ね揃えていると言えそうです。
名谷駅前では、更に須磨パティオの平面駐車場にも共同住宅の建設を計画しています。都心のタワーマンション建設は制限していますが、郊外拠点駅周辺では寧ろ推進するという逆張り施策を採用するのも本来であれば考え得る事なのかもしれませんが、現市政ではタワーマンションは悪のレッテルを貼られてしまっています。京都でさえも郊外駅にはタワーマンションの建設を認める方針です。唯一、垂水のみはまだ複数のタワーマンションが建設される余地を残していそうです。
リノベーション神戸・名谷 西落合1丁目の駅前住宅開発は8月に着工予定 日鉄興和不動産 x 関電不動産開発
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垂水も建設計画のお知らせが掲示されていました。別の完成予想図が載っていました。着工は今年の10月1日、完了日は令和8年5月15日でした。
垂水は駅前の野村が300戸位で伊藤忠の舞子ホテル跡も350戸位でしょう。名谷インターチェンジでは550区画くらいの宅造が進んでいるし高丸周辺でも複数の大規模な宅地開発が複数始動しています。
ただ、土地が上がり建築費労務費が上がり名谷の中高層でも坪280万前後にはなるんじゃないでしょうか?
郊外で坪当たり300万超のマンションが出てきそうですが神戸市はどうするんですかね?高層化を阻み中高層に抑える意味が解らないです。郊外でも駅直結の超高層とか作っても良いと思いますが。ダイナミックな眺望が得られ素晴らしい売りになると思います。