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神戸空港国際化は2030年に実現!? 18日の関西三空港懇談会で合意の見通し ゲームチェンジャーになる可能性大



報道各社は、18日(日)に開催予定の関西三空港懇談会にて、神戸空港の国際化を容認・合意する見通しである事を一斉に報じました。国際化の時期の目処については、大阪万博が行われる25年に国際チャーター便を、30年には国際定期便を就航させるというスケジュールが見込まれているようです。

遂に国際化の本格的準備に取り組むタイミングがやってきました。19年には需要の高まりから発着回数上限の引き上げや運用時間の延長が行われ、そのままの勢いで国際化が議論されていく予定でしたが、コロナ禍で全てがトーンダウンし、国際・国内に関わず、航空需要そのものが消滅してしまいました。



しかし直近では世界で「Withコロナ」化が進み、訪日客の受け入れ体制に緩和の兆しが見られ、25年の万博まで3年を切った現在、再度の調整を開始する機運と環境がようやく醸成されてきたと言えます。

国際定期便の就航にあたっては、滑走路の長さにより、主にアジア圏から数十便/日が想定されています。近い将来には年間5,000万人に達すると予想される関西の航空需要に対応する為、関空と共に体制作りが始まります。



国際化にあたっては、現在のターミナルビルでの対応は不十分で、入国審査や税関等のスペースが新たに必要となります。ビルの拡張・増床は必須でしょう。拡張に関する土地の確保は問題がないので、30年に向けて増床工事が計画される事になるでしょう。



空港へのアクセス強化も避けて通れない問題です。ポートライナーでは対応は不十分です。市は現在、生田川右岸線の改良工事や神戸空港大橋の車線拡大を進めており、バス輸送を軸としていますが、需要が膨らめば自ずと大量輸送の可能な鉄道導入を検討せざるを得ないと思います。民間鉄道会社が名乗りを上げる事もあるかもしれません。



空港の国際化が決まると、今後、海外から神戸への投資欲が高まる可能性もあります。市役所2号館跡地の複合ビルに五つ星外資系ホテルの誘致が予定されていますが、これに留まらず、他ホテルの進出も出てくるかもしれません。

第2突堤基部の住友倉庫の跡地再開発は万巻事業者の公募が遅れていますが、空港の国際化によって一気にそのポテンシャルが向上する可能性があります。ホテルや商業施設を用途として検討されている開発用地ですが、ここにも外資系ホテルを誘致する内容でデベロッパーからのプロポーザルを得られるかもしれません。

雲井通6丁目のバスターミナルII期ビルについても外資系ホテルを誘致する動きが出てくるかもしれません。兵庫県庁再整備でも2号館跡にホテル誘致が念頭に置かれており、この構想も加速する可能性も出てくるでしょう。現在は新駅ビルのホテルに自社ブランドを入れる予定のJR西日本もプランの変更を検討するかもしれません。



2030年までには現在計画中の三宮の駅前再開発プロジェクトがひと通り完成を迎えており、都心の玄関口は訪日客や海外からのビジネス客を迎える体制が整っている予定です。

札幌、金沢、九州の各都市は新幹線開通によって増える訪日客を当て込んだ大型再開発が目白押しですが、神戸も空港の国際化という強力なインフラ武器を手に入れる事で、ポテンシャルを大きく引き上げられる事になるまさにゲームチェンジャーなのではないでしょうか。8年後には神戸から海外に行く事が出来るようになるのです。

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  1. S.Y. Kobe より:

    18日に開催予定の関西3空港懇談会で神戸空港国際化にゴーサインが出る予定だと各メディアが伝えました。今年2度目の開催なので関空発着枠拡大と神戸空港国際化の2大議題は水面下で合意が取れたものと推測していましたが、いざニュースになると大変嬉しいですね。ポイント・トゥー・ポイントという直行便を数多く運用して、旅客にとって利用しやすい便を設定するネットワーク型の世の中にあって、成熟国家では考えられない利用者目線を無視した時代錯誤な規制は関西圏衰退の象徴でした。

    神戸空港は開港以来関空擁護の為に運航便数・運用時間・国際線の規制などの圧倒的不利な状況で現在に至ります。さすがに関空による国際線独占をこれ以上続けることが関西圏の最大利益に反し、首都圏に対抗出来る唯一のインフラを最大活用しない愚かさなどを多方面より指摘され、ようやく今回に至りました。関空地元自治体や強硬な関空擁護派は立地に勝る神戸空港を恐れ、根拠の乏しい理由で延々と反対を繰り返していました。どうも彼らの見識では旅客の奪い合いという低次元の発想しか無く、相乗効果で関西圏の発展につなげる考えには到底至らないようです。

    ともあれ国際化決定を受け神戸市としては関西エアポートと国際線ターミナル設置を始め2030年までの具体的なロードマップを一刻も早く取りまとめる必要があります。また、2030年を目途とする理由は中途半端な規模でなく本格的な国際空港を目指すことで諸施設建設に必要な時間だと理解出来ます。将来は関西を代表する基幹国際空港となるべき地の利がありますから、旅客輸送インフラ整備も将来を見据え鉄路整備が必須です。そして三宮は世界と直結した臨空都心に格上げとなり、西日本有数の外資系企業集積地を目指すことが出来るでしょう。

  2. ぐらむ より:

    おそらくは近距離国際線で終わりでしょう

    梅田、難波、京都と直通する関空の圧倒的優位は神戸市が本気でインフラ整備に乗り出さないといけません。
    神戸空港の国際化が関空への投資減額への口実に使われそうで心配です。
    関空の新ターミナルや第3滑走路への投資を神戸空港の存在を理由に、国が出し渋る未来が見えてきました。

    個人的には伊丹の国内線を全て奪って伊丹空港の廃港を目指して欲しかっただけに残念で仕方ありません。

  3. kingi より:

    良くも悪くも8年も有るんですから
    アクセスやターミナルを準備する時間は
    たっぷり有るでしょう

  4. 文京移民 より:

    こんばんは。

    ひとまず、良いニュースだと思います。
    物事には順番があるので、
    まず神戸の国際化、
    順調に利用が伸びてきたところで大量輸送期間の整備、
    (おそらく旧神戸港駅付近からJRか阪神と乗り入れ)
    その間になにわ筋線の開業、
    そのうえで2空港の受け入れ態勢が整った段階で伊丹を廃止し、
    伊丹跡地に副首都移転、
    というのが理想的なシナリオに思います。
    当面は既に満員のポートライナー+リムジンバスでしのがないといけないのがボトルネックですが・・・
    数十年の夢のある話になりそうですね。

    • 王子大学 より:

      大量輸送で言うと、阪神春日野道駅付近で阪神、もしくはJRの摩耶駅付近でというのが第一に浮かびますよね。

      それ以外で言うと、阪神三宮駅からほぼ直角に折れてフラワーロードを南進するルートや、

      地下鉄西神山手線において三宮北交差点から三宮交差点付近地下に新たに三宮駅のホームを作り南進するルート(新神戸もしくは布引バス停付近で東に折れて東進して阪急と直通する?)

      はたまた、JR兵庫駅を改良した上で、和田岬線を延伸し何らかの方法で空港と繋ぐルート

      色々思い浮かぶんですが、要点として挙げられるのが
      ①三宮を通るのか?
      ②ポートアイランドに駅は設置するか?
      ③設置する場合、ポートライナーをどうするのか?
      などなどかなと思うんですが皆さんはどう思われますかね?

  5. Shiro より:

    近隣諸国へのフライトだけで充分だと思います。ヨーロッパやアメリカ方面へは、韓国やシンガポールからトランジットすれば良いかと。そのほうが関空や成田から直行するより便利ではないでしょうか?
    アクセスは新神戸からダイレクトに結んで欲しいです。リニアがいつ大阪まで来るのか分からない現在、神戸以西の顧客を全てここでせき止めれば空港の存在価値も向上し、それに伴い神戸も発展すると期待します。

  6. 区民g より:

    神戸空港がどこぞの24時間運用空港のように空路に支障なく運用されるようになることが前提であるならば鉄道を設営する場合において、そして地元経済のことを考えれば最低限三宮は必ず通らなければならないでしょう。需要の取りこぼしがあってはなりませんし、空港列車もダイヤの編成の一部になるのであればダイヤの都合上三宮を抜かすことはありえないと思います。
    地元の政財界はその方針だと思います。神戸空港島は市の所有物ですから民意とその反映は市が決めることができるのかなと思います。
    出来れば神戸駅までは最低限通したほうがいいと思います。
    ゆえに和田岬線の活用が目指されるべきだと思います。
    ですから三宮〜兵庫駅間に折返しのターミナルが必要です。
    姫路方面にも対応せねばなりません、大阪は遠すぎます。
    阪急はまだしも阪神では輸送力不足が否めないのと広域へのアクセス性はJRと比べると見劣りします。
    本命はJRです。
    しかしその場合は若干なりとも三宮スルーも考えられるわけです。
    その理由で私は空港鉄道には自信がありません。泉佐野のことや大阪難波が観光客を受け止めていることにおいて観光客スルー現象は当然考えられて然るべきなのではないかなと思います。
    そして鉄道運営の前提は需要があるかどうかです。仮に24時間化しても現状の神戸空港程度の運用能力では収支に足る需要は足りていないと思います。商工会議所の考える鉄道敷設は空港のための鉄道ではなく島内のアクセス改善だろうと思います。

    国際化の際に夜間のアクセス改善のためにできるのはポートライナーの24時間化です。できるかどうかは知りえませんが、15分に1本でもよいですからやるべきだと思います。

    出来なければバス輸送で対処を。
    とはいえそこは市が動かなくてもホテル側が送迎バスで個別対応すると思います。

    鉄道は広域のアクセスの改善にはなりますが、いかに観光客に足を休めてもらいそして神戸を回遊していただくかという視点も大事だと思います。

    鉄道誘致というのは毒にも薬にもなりえます。
    慎重に決めるべきです。

  7. カン より:

    国際線ターミナルは空港島の西側に建設するつもりなのでしょうね。
    ポートライナーはああ見えて小回りは効きますから、国際線ターミナルへは延伸で対応可能です。

    地味に国際線だけで拡張後の神戸空港の発着枠と同じですから、とっとと計画を進めていかないと
    とても8年では間に合いません。
    駐車場の立体化も待ったなしです。まぁ青図はあるのでしょうけどここからはスピード勝負かと
    まずは何よりです。

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