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物流会社の鈴与がスカイマークの筆頭株主に FDAとの連携も視野?神戸空港への影響は?



静岡に拠点を置く物流会社の鈴与が、投資ファンドのインテグラルが保有していたスカイマーク航空の株を取得しました。これにより鈴与はスカイマークの筆頭株主の一者になりました。

スカイマークはかつて経営拡大路線を進める為、国際線参入を目指していましたが、エアバスA380等の超大型機の購入等が重荷となって2015年に経営破綻しました。その際に再建のサポートを担ったのがインテグラルとANAでした。



そのインテグラルがスカイマークの株を手離した事で、ある意味、本当の再建が完了したとも言えるでしょう。



一方、鈴与はFDAフジドリームエアラインを傘下に収めており、スカイマーク株の取得は何らかの目的や意図があっての事であると推測できます。



スカイマークとFDAは就航路線が重複せず、連携がしやすい経営環境が整っています。そしてこの2社が最も多く乗り入れ、重要視しているのが神戸空港です。



神戸空港は25年に発着枠を拡大し、第2ターミナルビルの完成も予定しており、国際チャーター便の就航も開始されます。30年には国際定期便の就航も計画されており、2社にとっても連携によるシナジー効果を神戸空港の機能拡大と結びつけて、成長に繋げるという戦略が描きやすくなるでしょう。



スカイマークは、JALやANA大手二社とは一線を画す第三極という存在の確立を目指してきました。しかし航空運賃を抑える為に燃料費の高騰を価格に転嫁し難く、下からはLCCの突き上げもある為、中途半端な存在になりつつありました。しかし足元では国内旅行の需要回復によって、収益は大幅に改善しているようです。FDAも大手が飛ばさないようなニッチな隙間を埋める地方路線を主としている為、厳しい経営環境が続いています。



スカイマークの最大株主はANAホールディングスである為、二社の経営統合等の抜本的な改革までが進むとは考え難いですが、神戸空港の拡大される機能の活用を見据えた動きとして、今後の進展が注目されるところです。

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