ジーライオンアリーナ神戸本体棟の外観が完成し、活性化への期待が膨らむ新港突堤地区。合わせて進行している水域の整備も着々と進められています。
水域の南側根元にある護岸は埋め立てよって傾斜が付けられましたが、その上にコンクリートを打ってより強固な護岸を整備しています。
その中央には半円形のコンクリートのベースが構築されました。またその側には照明用かと思われるポールが立てられました。
ちょっとした展望広場でしょうか。以前、神戸市が公開したウォーターフロントビジョンでは、この傾斜護岸は市民の親水空間及び「ブルーカーボン生態系の取り入れ」が検討される内容でしたが、実際のところは全く異なる護岸が生まれつつあります。
基本形はコンクリートで固めたプロムナードのような親水公園とする模様です。照明ポールも並ぶので、夜間も明るいウォーターフロントになるでしょう。
まだ型枠が組まれている部分でコンクリートが打たれており、ベンチか何かを構築している模様です。現在は砂利の傾斜や旧岩壁部分との接続はどのように処理するのでしょうか。
親水部分は大判の砕石で仕上げられました。都市部の港湾エリアで直接、海辺の水に触れられる空間がある事は珍しいのではないかと思います。
前述の半円形の台座は傾斜の上に少し突き出しており、ステージのようになっています。
イメージパースが公開されていないので、この傾斜護岸の最終形がまだ想像できませんが、これまで以上に水辺と周囲の景観を楽しめるスポットになる事は間違いないでしょう。
傾斜護岸の背後には近代的なビル群。神戸の新時代のウォーターフロントを象徴する景観です。
護岸の裏には防潮堤をデッキで覆った空間がありますが、この緑地と護岸もどのように連携させるのでしょうか。
沖合では波除堤がほぼ完成しています。第2突堤からも短い波除堤が突き出す筈ですが、まだ着工の気配はありません。
2月末までに傾斜護岸と波除堤は一旦、完成した上で、ジーライオンアリーナ神戸が開業。しかし水域の整備は今後とも継続し、マリーナや集客施設、第1突堤の緑地の再整備等、これからも大きく変化していく予定です。
新港突堤水域整備・ウォーターフロントビジョンとは異なる傾斜護岸の新たな形が現れ始める
スポンサーリンク
スポンサーリンク
スポンサーリンク