ウォーターフロント

御座船 「安宅丸」が神戸港での第二の人生を横臥する予定?今夏に就航予定で調整中



先日、営業を再開した神戸ポートタワーに足を運んだ際に中突堤中央ターミナル前に何やら見慣れぬ船が桟橋に停泊しているのを発見!朱色のその目立った存在は明らかに他の遊覧船とは一線を画しています。



この船はロイヤルプリンセスやオーシャンプリンス等の遊覧船を運行する神戸ベイクルーズが新たに就航させる予定の御座船「安宅丸(あたけまる)」。東京湾で10年に渡って遊覧船として活躍していたそうです。神戸港にて第二の人生を横臥する事になります。今夏の運行開始で調整中との事。



オーシャンプリンスと絡めて。

御座船という名称から船内の内装は江戸城内のような豪華絢爛な造りになっているようです。神戸ベイクルーズもアフターコロナを睨んだ「三隻体制」による運行を開始するという攻めの戦略に転じるようです。



東京湾で運行されていた際には一風変わったサービスを提供していたようですが、神戸ベイクルーズはこの船を単なる見た目の変わった観光船として運行するのか、それとも他2船とは差別化した位置づけとするのか。今後の発表が楽しみです。

そう言えば数年前まで運行していた屋形船は台風で大破してしまい、それ以降は神戸港には屋形船は存在しません。



バラエティ豊かな神戸港クルーズ船。コロナ禍ではルミナス神戸の運営会社が経営破綻する等、観光船業界にも逆風によって大きな影響と犠牲を強いられていますが、早駒運輸も新造船を投入したばかりですし、各社生き残りを掛けて、攻めの体制を貫いています。隣接する神戸ポートタワーが秋以降、約2年の閉館に突入しますが、ウォーターフロントエリアの集客と観光需要をクルーズ船がその分、代替する事ができるのか。新港町地区への集客シフトも予想される中、ベイエリア全体の底上げに繋げていく必要があります。

関連記事
ウォーターフロント

新港西地区波除堤整備工事の制限付一般競争入札が広告される 水域整備の準備段階を進める工事

2023年1月15日
こべるん ~変化していく神戸~
新港第一突堤や新港突堤西地区の再開発が進み、いよいよ第二突堤の再開発も今春から開始される計画です。神戸アリーナの建設と共にニ突堤間の …

COMMENT

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です