三宮

三宮センター街・三和グランプリビルの解体着手予定 跡地はどう活用される?



三宮町1丁目・三宮センター街にある三和グランプリビルが解体される事が判明しました(神戸の大学生さん、情報提供ありがとうございました)。

三和グランプリビルは神戸マルイとスタイルプラザに挟まれたテナントビルです。



殆ど情報がありませんが、地上4階 地下1階建ての建物で、築年数は相当古いと思われます。以前の名称はミヤワキビルでしたが、2010年にアルマーニ・エクスチェンジ(A X)神戸三宮店の出店に伴い、ファサードはカーテンウォールを纏った現代風な外装に改修されました。



しかしアルマーニ・エクスチェンジ(A X)神戸三宮店は数年で閉店。その後、ドラッグストアのサンドラッグが出店しましたが、これもコロナ禍の中で閉店追い込まれ、その後は空きテナントの状態が継続していました。



このビルの解体工事を受注したのは大林組です。比較的規模の小さな建物の解体のみに大手ゼネコンが担当するとは思えないので、当然、解体完了後の跡地利用について思案を巡らせる事になります。



三和グランプリビルは上空から見ると、神戸マルイとスタイルプラザに挟まれた狭小の建物である事がよく分かります。このままこの土地の大きさのままで新たなビルに建て替えても、メリットはあまりありません。

この三宮南西街区と呼ばれている三宮町1丁目は、駅前の表玄関に相当する為、神戸市も風格のある且つ高度な土地活用が望ましいとしています。

街区内の最大地権者は神戸マルイの土地建物を保有する竹中工務店です。

今回の三和グランプリビルの解体を担うのがライバルの大林組である事に複雑な思いです。



隣接するスタイルプラザも老朽化していたフューチャープラザを建て替え、2018年に完成しました。この建て替えを担ったのも大林組でした。三和グランプリビルの解体を大林組が行うのは単なる偶然でしょうか。

もしくは将来に向けて土地の集約化に繋がる一つの戦略的な動きなのでしょうか。



コロナはスタイルプラザから中核テナントのGAPを退店させてしまいました。その後、1-4階のメインフロア不在の状態が続いています。



三宮南西街区は中央幹線に面した北側に別の問題を抱えていますが、街区の一体開発を目指す上では早い段階で南側の集約ついては目処を付けておきたいところです。

竹中工務店がこの土地を抑えられていれば理想でした。センター街の入口付近は兵庫県下で最も高い路線価を維持しているだけに、付近の不動産の売買は大きな影響を持ちます。



三宮センター街は一見、その通行量の多さや賑わいから県内随一の繁華街として安泰の存在に見えますが、サンプラザもセンター街から一歩、建物内に入れば、空きテナントが目立ちます。



1階でもその状態ですから、2階ともなると、大型区画のシャッター街や仮囲い街に変貌していました。



流通業界では、リアル店舗がネット通販の勢いに押され、熾烈な競争に晒されてきましたが、コロナ禍がこれに追い討ちを掛けました。また再開発の遅れによって、商業地としての三宮の相対的な地位低下も手伝って、老朽化の著しい商業施設は競争力を失うばかりです。



センター街に面した新築のスタイルプラザにでさえ、テナントが入りませんので、築60年のサンプラザの2階はより悲観的として言わざるを得ません。



今後、雲井通の再開発やJR新駅ビルの誕生、市役所周辺の再整備で、来街者の動線や回遊性が大きく変化する可能性が生まれています。サン・センタープラザについても再開発の必然性が高まるまでに実はそう長い時間は掛からないのかもしれません。

三和グランプリビルは4月末までに解体工事を終える予定です。

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POSTED COMMENT

  1. sirmountbatten より:

    マルイとこのGAPが入っていたビルが階高が同じであれはぶち抜いてマルイのフロアとして使えたらマルイは売り場面積を増やせるのに、と思いますが

  2. かいたろう より:

    その昔自分で焼く明石焼きと、お好み焼きの店があったビルだな~

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