2017年のオープン以来初のリニューアルが進められているイオンモール神戸南。旧神戸市卸売市場跡地に建設された大型商業施設です。旧市場では取り壊し前の建物を爆破したりして、映画「GANZ」のロケ現場としても活用されました。
リニューアル第一弾として、目玉になったのが1階への無印良品の出店。兵庫区待望のオープンとなりました。
4-5月に入ってからも新オープンが継続しています。3階の学習・ワークスペースとして使われていたテナント区画に新たなショップが開業しました。
中古インテリアを販売する「Guide-Maker」がオープン。国内最大級のユーズド家具ストアで、高品質な中古家具約1万点を取り揃えているとの事。
関西に5店舗を展開しているとの事ですが。ここイオンモール神戸南以外に、イオンタウン高砂に出店している事は確認できましたが、その他の店舗はどこにあるのか分かりませんでした。
そして閉店した1階の中華惣菜店の後に入ったのはKFC ケンタッキー・フライド・チキン。
5月16日にオープンしたばかりで行列ができていました。数席のイートインがありますが、基本的にはテイクアウトが中心となる店舗です。
1階のレストラン街にはイオンバイクがオープン。3階のフードコートは盛況ですが、レストラン街で人気を集めるテナントには偏りがあるようで、支持を得られなかった店は早々に閉店に追い込まれ、中々、後継テナントが入りませんでした。
パンケーキ店跡の区画に鍼灸整骨院が開業。レストランで空き区画を埋める事は難しく、業種を選んではいられない状況です。
ホーリーズカフェ前のベンチスペースがコインスペースに転換されました。
これらの変化はプチ新装ですが、まだこれからビッグオープンが待ち構えているものと思われます。
市内で数々の再開発と新オープンが続く中、既存商業施設の在り方やそれらを取り巻く環境は刻々と変化しています。ショッピングモールは人を集める事はできますが、必ずしも営業するテナントが儲かる訳でなく、このモールの場合、開業前から懸念されていた至近距離にあるumieとの競合がやはり現実となりました。地域密着型モールとしての地位は確立しているものの、やはり建物のキャパシティが大き過ぎたように思います。今後は小さなテナント区画を残すよりも、大型専門店の売場面積を拡大させて充実化を図る戦略がこのモールの活かし方なのではないかと思われます。
イオンモール神戸南のリニューアルは進行中だがテナント集めには継続的に苦戦中
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