ジーライオンアリーナ神戸(GLION ARENA KOBE)の開業や、周辺の緑地・プロムナード整備が進み、更には来春に水域内にマリーナの整備が完了し、第1突堤基部にも新たな集客施設の完成が見込まれている神戸のウォーターフロント最前線。その後に最も注目されているのが「新港第2突堤基部の住友倉庫跡地」です。

この絶景のウォーターフロント立地に想定されているのは、リゾートホテル及び商業施設です。敷地面積は約8,200㎡。現在は緑地として暫定利用されています。ホテル開発を行うのであれば、その眼前にはスーパーヨットが集うマリーナが存在するので、「ラグジュアリーリゾートホテル」を誘致する可能性が高いと思われます。

新港第2突堤基部は、南側に神戸港の海が広がり、西側には神戸ポートタワーやハーバーランド、北側には六甲山の雄大な山並みを望むことができる絶好のロケーションです。
隣接するアリーナや「atoa(アトア)」などの集客施設と相乗効果を生み出し、国内外からの滞在型観光客を引き込む中心地となる事や海に面した立地を活かし、全室にバルコニーを備えたスタイリッシュなデザインが期待されます。夕暮れ時の神戸港や夜景をプライベートな空間から堪能できる最高のアメニティが実現可能です。

現在、神戸市内には外資系ラグジュアリーホテルの選択肢が限られており、インバウンド(訪日外国人客)の富裕層需要を取り込むための国際級ブランドの誘致が長年の課題とされてきました。JR神戸駅前にマリオットが開業し、市役所2号館跡地にコンラッドが進出する予定ですが、ウォーターフロントの景観美とアリーナエリアの国際的な集客力を背景に、この住友倉庫跡地は「世界的外資系ホテルチェーンが神戸に進出する絶好の舞台」として検討される可能性は大いにあると見ています。

もし外資系ホテルが誘致される場合、どのようなブランドや規模が考えられるでしょうか。立地特性として、リゾート感を色濃く打ち出す事が予想されます。眼前にはマリーナが広がるので、これに連携したデザインやランドマーク性も必要でしょう。神戸市の景観条例によって高さは100m未満に抑えられてしまう事は確実ですが、客室からの眺望を確保する為、20階建て以上の階数となる建物が必須でしょう。またリゾート感を高める為、全室バルコニーを備えたオーシャンビューホテルであり、低層部にはレストランやカフェ等の商業機能も求められます。

現在、土地は神戸市が取得していますが、既に完了している他の新港地区再開発街区同様に事業者を公募プロポーザルで優先交渉権者を決定する事になるでしょう。もしアリーナやマリーナとのシナジー効果を発揮するのであれば、これらの開発を手掛けたNTT都市開発、ジーライオン等の企業コンソーシアムが取得・開発し、ラグジュアリーホテルを誘致する流れがスムーズかと思います。

因みにNTT都市開発が手掛けたホテル開発は、広島のリーガロイヤルホテルが初プロジェクトとなりますが、その後、「ハイアット リージェンシー 瀬良垣アイランド 沖縄」、「新風館・エースホテル京都」、「レソラ今泉テラス」等の外資系ホテルを誘致に取り組んでいます。

またコンラッドを市役所2号館に誘致したオリックスが絡んだ場合、コンラッドの実績の他にも、ハイアットリージェンシー、ハイアットセントリック、ウォルドーフ・アストリア等の誘致を手掛けており、より豊富な経験があります。

事業者公募のタイミングですが、少なくともマリーナの整備が完了するまでは待機するのではないかと思われます。マリーナが完成すると、一気にエリアの付加価値が高まり、景観的にも機能的にもラグジュアリーリゾートホテルの立地に相応しい条件が整うでしょう。都心間近のウォーターフロントにアリーナ、マリーナ、ホテルが集積する場所は日本には存在しません。唯一無二のシティリゾートの誕生に向けて、確実にエリアの進化は続きます。
神戸ウォーターフロント再開発 新港第2突堤基部(住友倉庫跡地)に誕生する?夢のリゾートホテル構想と注目の外資系候補
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