年末恒例・2025年の神戸を振り返る 将来の成長へと繋がる飛躍の年

今年も残すところあと1日となりました。2025年は、3-4月にゲームチェンジャーとなり得る大型プロジェクトの完成、様々な商業施設のリニューアルが集中した他、企業ビルの竣工も相次いだ事や大型再開発も目に見える形で進行する躍動と活気に満ち溢れる1年となりました。それでは今年をダイジェストで振り返ってみたいと思います。

1月

三宮ビル北館に神姫バス神戸本社開設

神戸での事業を大きく拡大している神姫バスが、人材獲得も含めて二本社体制を構築。神戸本社を三宮ビル北館内に開設しました。ポートループ、シティループ、ジーライオンアリーナ神戸と三宮間のシャトルバスの運行、そしてバスタ三宮のコンセッションを進める等、神戸シフトに社運を賭けています。

2月

葺合南31号線道路改良工事完成 

磯上公園リニューアルと磯上体育館の完成に合わせて改良が行われた葺合南31号線のリニューアル。歩道が拡幅・美装化され、電線も地中化が行われました。



JR神戸駅南側広場改良工事完成
ポートループの神戸駅乗り入れに端を発したロータリーの改造から、バス乗り場の再編や歩道舗装の刷新が行われました。



地下鉄三宮駅東口周辺リニューアル完了
地下鉄三宮駅の東口改札内外コンコースのリニューアル工事が完成。「光のランウェイ」や「うねり天井」等のデザインや機能性が評価され鉄道建築協会賞を受賞。新たな店舗もオープンし、地下の玄関口が賑わいと共に装いを新たにしました。

3月

ラスイートルパンビルがオープン

新港第1突堤基部にラスイートが神戸みなと温泉蓮の姉妹施設となる新たな集客施設をオープン。ニューシーポート地区に賑わいを生み出しています。


新港第1突堤基部にプロムナード完成
ラスイートルパンビルの東側岸壁沿いに新たなプロムナードが完成。夜間の照明演出にも拘り、新たな散策・眺望スポットが誕生しました。


tete名谷南館完成・オープン
既存の地下鉄名谷駅ビルの全面リニューアルが完成。吹き抜けの大改造と共に駅舎を含め、多彩なテナントを擁する美しく賑やかな商業施設として生まれ変わりました。


須磨パティオ全館リニューアルオープン
健康館からスタートした須磨パティオのリニューアルは、1-3番館までを含め全館改装が完了。待望のフードコートも開設され、食も充実した令和の商業施設に相応しい装いと機能を与えられました。


H&M三宮店が三宮センター街にオープン
ユニクロの退店した三宮安田ビルにH&Mがオープン。神戸ハーバーランドumie店に次いで、都心店初の三宮センター街への出店となりました。


さんちか1番街リニューアルオープン
さんちか2番街に引き続き1番街のリニューアル工事が完了。1番街内に地下鉄三宮駅と連絡する新通路や夢広場の拡大も含めての整備が完成しました。


BIOTOP KOBEがオープン
旧居留地の建泰ビル1-2階にビオトープ神戸が開業。1階にはカフェ＆レストランとコスメ・ライフスタイルを、2階にはアパレルとイベントスペースを展開し、旧居留地の新たな賑わい拠点として存在感を示す。

4月

神戸空港第2ターミナルオープン・国際線チャーター便就航開始

神戸空港第2ターミナルが完成。待望の国際チャーター便の就航が開始され、ソウル、台北、台中、北京、南京等の都市と結ばれ、週約40便を運行。40,000-50,000人/月の利用客を安定的に創出し、インバウンド効果も徐々に表れています。



神戸ソラモグがオープン
神戸空港第1ターミナル3階にフードコートが誕生。こターミナルビル利用者の利便性が大きく向上しました。



ジーライオンアリーナ神戸がオープン
NTT都市開発他が手掛けた新港第2突堤再開発が完了し、OneBright Kobeが運営する待望の多目的アリーナが完成。Bリーグの神戸スタークスのホームアリーナである他、数々の有名アーティストのライブを開催し、アリーナが不足する関西エリアにおいて既に大きな存在感を示すと共に、新時代のウォーターフロントを牽引する役割を果たしています。



ベイシティタワーズ神戸WEST&EAST竣工
都心・ウォーターフロントエリアの最後の本格的なタワーマンションであるツインタワーの東棟が竣工。新港エリアのランドマークとして、神戸の港の風景に大きなインパクトを与えました。



住吉ターミナルビル Liv・Seerリニューアルオープン
JR住吉駅北側の駅ビルである住吉ターミナルビル内の商業施設が初の大型改装リニューアルを実施。多彩なテナントを誘致し、食の充実した



六甲マリンパークリニューアル1期完成
六甲アイランド南端のマリンパーク。開園から年月が経過した為、初の改修を実施。フィッシングマックスが運営する海釣りゾーンも整備され、レジャーエリアとして再構築が進められています。来年は西側の2期エリアや北側に隣接して、BBQ施設やレストランもオープン予定です。

5月

神戸旧居留地91番館竣工

旧居留地・神戸銀行協会ビル跡地に約25年以上ぶりとなる新築オフィスビルが完成。アシックス関西支社やミックウェーブの本社が入居しました。1階にポトマックの高級フレンチレストランがオープン。



新港第2突堤 緑の丘が完成
ジーライオンアリーナ神戸の立地する第2突堤先端に、アリーナを運営するOneBright Kobeが手掛ける展望・集客施設が完成。地ビール醸造所が開設された他、BBQレストランもオープンし、アリーナだけではなく突堤全体での賑わい創出を目指しています。



東遊園地地下駐車場エレベーター周りのリニューアル完成
東遊園地の地下にある三宮駐車場と地上とのアクセス改善の為、エレベーターを新設した他、階段も再構築。周辺の水路も再整備され、東遊園地の手付かずだったエリアのリニューアルが完了しました。

東横INN神戸三宮駅前開業
布引町4丁目・フラワーロード沿いに地上18階建ての東横INNが完成。1-2階はビルを保有する大阪協栄信用組合の新店舗が入り、3-18階に224室が供給されました。

8月

WDBホールディングス神戸本社竣工

旧居留地の山共生興スカイビル跡地に建設されたWDBホールディングスの新本社ビルが完成。同HDが姫路から本社を移転し、10月から本格稼働を開始。


SKECHERS神戸元町フラッグシップストアオープン
ユニクロが退店し空きテナントの続いていた元町のスクランブル交差点前のランドマークVEGAビルにSKECHERSの旗艦店が開業。

9月

三宮北交差点改良工事が完成

JR三ノ宮駅北側の駅前広場や交差点の再整備が完了。動線の改造や歩道の拡幅、舗装の刷新やデザイン照明の新設を行い、サンキタ広場とデザインを統一した駅前交差点が誕生。将来的にはスクランブル交差点化を期待。



神戸市役所本庁舎2号館跡地開発が始動
神戸市役所2号館は地上部解体完了後、沈黙を続けていましたが、遂に地中障害物撤去の工事が再開され、跡地の再開発プロジェクトが始動。新庁舎、商業施設、オフィス、ホテルから構成される超高層複合ビルが建設されます。



新・垂水図書館がオープン
リノベーション神戸のプロジェクトの一つとして、垂水駅前に垂水図書館とロータリー、地下駐輪場から成る新たな公共施設が完成。駅前に新たな賑わいを創出しています。

10月

イオンモール神戸南が初のリニューアル

旧中央卸市場跡地に完成したイオンモール神戸南が開業以来初の大規模リニューアルを実施。無印良品の誘致やダイソー複合店化等、店舗の再配置も伴う改装で集客力を増強。



神戸市役所本庁舎2号館跡地開発にコンラッド進出判明
始動した神戸市役所2号館跡地の再開発ビル上層部に入るホテルにヒルトングループの最高級ブランドであるコンラッドの誘致が進められている事が判明し、五つ星ホテル開業に向けて着々と準備が進行しています。

11月

サザンモール六甲プラスがオープン

サザンモール六甲セカンドストリートが運営事業者変更に伴って開業以来初の全面リニューアルを完了。オーケーを中核テナントとし、地域密着型モールとしての性格を強めて営業を再開。

12月

神戸マリオットホテルがオープン

神戸ハーバーランドセンタービルのホテル棟が、ホテルクラウンパレス神戸から神戸マリオットホテルにリブランドされ、神戸ベイ・シェラトンに次ぐ外資系高級ホテルのオープンとなりました。

将来の神戸の発展を左右するプロジェクト完成が相次ぐ飛躍の年

今年も昨年に引き続き、都心、ウォーターフロント、郊外において大小様々なプロジェクトが完成を迎えた飛躍の1年でした。中でも神戸空港の国際化とジーライオンアリーナ神戸の完成は、今後の神戸の発展と成長に大きく貢献していく可能性が高いと言えます。また三宮再整備の大型プロジェクトの進行が具体的に視覚化されてきた事で変化を大きく感じさせる年でもありました。

今年もまた多くの方々に当ブログをご愛読頂いた他、沢山のコメントも記載頂いた事は大きな励みになりました。本当にありがとうございました。来年も神戸が頼もしく変化していく事を願いつつ、年末の締めくくりの言葉としたいと思います。来年は当ブログも17年目に入ります。20周年となる2029年には奇しくもJR三ノ宮駅ビルが完成予定です。来年も頑張って更新を続けて行きたいと思います。皆さんも良い年越し・年始をお過ごし下さい。