リノベーション神戸の最終目的は人口減少に歯止めを掛け、拠点駅周辺への人口集積を進め、郊外エリアのコンパクトシティ化を促進する事です。その為、駅周辺のまとまった市有地を民間事業者に譲渡し、大規模なマンション建設を進めています。
名谷駅前では、日鉄興和不動産と関電不動産開発の2社が総戸数318戸の分譲・賃貸マンション(分譲268戸、賃貸50戸)「リビオシティ神戸名谷」を建設しています。
敷地面積5,000平方メートルという大きな土地で進行する杭工事は流石に規模が大きい為にダイナミックに行われています。
現場にはクローラークレーンが3台投入されており、全回転掘削機を使ったオールケーシング工法による場所打ちコンクリート杭の建て込み工事が進められています。
ケーシングチューブをセットした全回転掘削機です。このケーシングを回転させて地中に圧入し、クレーンで吊り上げたハンマーグラブを使って内部の土砂を取り除きます。
敷地奥には沢山の鉄筋カゴが確認できます。掘削した穴にこのカゴを建て込み、トレミー管を使ってコンクリートを打ち込んで杭を完成させます。
名谷駅周辺での新築分譲マンションの供給は9年ぶりですが、物件の注目度は非常に高いようです。三宮まで20分でアクセスが可能な為、大阪への通勤圏としても考慮でき、且つ駅前には商業施設が集積し、住環境も良いのでその人気ぶりには納得がゆきます。
マンションミュージアムも開業しました。
名谷駅周辺には既に大規模な分譲マンションが複数、立地しています。これらの販売も非常に好調でした。
エリア内には日本郵便の北須磨郵便局があります。日本郵便は、今後、自社保有の郵便局とその土地を活用して、更に不動産事業を活発化させる方針ですが、こうした郊外拠点局では、今後、住宅開発と局の建て替えをセットで進める可能性もあるでしょう。
このリビオシティ神戸名谷に後にも、須磨日パティオの南側の平面駐車場にも共同住宅の建設が計画されています。また名谷には団地も多く立地しているので、将来的には千里中央のように民間マンションへの建て替えによる再開発が目指されていくのではないでしょうか。
リノベーション神戸・ (仮称)神戸市須磨区西落合1丁目新築工事 リビオシティ神戸名谷
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