ポートアイランドII期

岩谷産業研修施設新築工事 デザイン性の高い装飾が行われた建物外観の完成が近づく



岩谷産業がポートアイランドII期地区で進めている研究、研修、宿泊機能を有する大型複合施設の建設計画。大林組の施工で工事が進行していますが、外観の完成が近づいています。



最上層4フロアは施設を訪れる社内外の人々が泊まれる宿泊施設となります。既に開口部にはガラスが入っています。開口部全面がガラスになっているようで透明感があります。



水素エネルギーの発信および次世代に向けた人材育成拠点とされる研究・研修施設である低層部の外壁にはこの施設の目的を示すような斬新な装飾パネルが取り付けられています。



水平に取り付けられたパネルは、様々な角度で切り取られたような形状に構築されており、表面はパンチングされて無数の穴が開けられています。直射日光を遮りつつつも光を取り込む日除けの機能とデザインを両立したパネルです。



施設の東側には駐車場や正面エントランスエリアへのアプローチが設けられる計画です。



完成予想パースよりも遥かにデザイン性の高い建物になってきました。



北側に車寄せを有する正面玄関が設けられており、エントランスへのアプローチスロープも整備されています。一部の外壁は天然木材を採用。建物の構造が大林組の開発した耐火木材「オメガウッド」が採用されており、木材とコンクリートを組み合わせたサステナブル建築である事を象徴しています。



低層の建物が多く立ち並ぶ医療産業都市地区において、その特異な意匠と建物規模によって非常に目立ってきました。年内10月の完成を目指して仕上げ工事が進行します。神戸空港にも程近く、様々な研究施設や水素を活用する実験施設も揃うポートアイランドほどこの施設の立地に適した場所はないでしょう。

関連記事
ポートアイランドII期

県立こども病院と弘貴第3ビルの建設状況

2015年3月20日
こべるん ~変化していく神戸~
県立こども病院と弘貴第3ビルの建設状況です。こども病院は鉄骨建方が完了し、その巨大な躯体が完全形となりました。現状は鉄骨の塊で黒く見える事やその建物形状も手伝って巨大な軍艦のように …
ポートアイランドII期

神戸陽子線センター竣工 開院は12月1日予定

2017年11月8日
こべるん ~変化していく神戸~
兵庫県立こども病院の隣接地で建設されていた「小児がんに重点を置いた新粒子線治療施設」。正式な施設名称は「神戸陽子線センター」となりました。県立粒子線治療施設の付属医院として12月1 …
ポートアイランドII期

神戸どうぶつ王国の敷地内で建設工事がスタート 施設の更なる拡張プロジェクト?それとも駐車場立体化?

2024年9月22日
こべるん ~変化していく神戸~
ポートアイランドII期地区にある人気エンタメ施設である「神戸どうぶつ王国」。動物園とテーマパークの間をとった絶妙なサイズ感の観光施設 …

COMMENT

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です