JR兵庫駅前南側にあったパーラーダイエイ兵庫本店の解体撤去が進められてきましたが、遂にこの工事が完了を迎えました。
すっかり建物が消滅して、更地になっています。駅前一等地に新たな開発用地が生まれました。パチンコ業界の衰退によって事業を譲渡したり、不動産業への転換を進める企業も多く、今後、駅前一等地に立地するパチンコ店の不動産活用は全国でもトレンドになっていくでしょう。
因みに兵庫駅前では既に北側のパチンコ店が賃貸マンションに建て替えられた実績があります。
今後のこの土地の活用方法ですが、敷地内に地質ボーリング調査が入りました。
土地を取得した生和コーポレーションがどのようにこの駅前一等地を開発するのか。敷地面積も大きく、単なる賃貸マンション開発のみでは持て余す規模の土地です。
商業と住宅の複合機能を有する開発が望ましい立地です。兵庫駅前周辺には既に複数のスーパーや100円ショップが凌ぎを削っており、これらの出店はもう不要かとは思いますが、カフェやベーカリー、レストラン、スクール等の入るJR西日本のNKビル的な構成の商業施設が出来ると、駅前の利便性向上に繋がるでしょう。
住宅開発の場合、神戸市の景観条例による義務に伴い、すぐに建築計画のお知らせが掲示されます。
1棟のビルを挟んで東側の土地も一体集約化されるのであれば、コの字型の敷地となり、更に敷地面積が拡大します。場合によっては、土地を分割しての開発という手法もあり得るでしょう。
この駅前一等地の活用方法によっては、駅周辺の不動産価値向上にも影響を与えかねない為、有効な開発手法が期待されます。
再開発ビルのキャナルタウン前では駅前広場の再整備や利活用が昨年から行われており、Star Kitchen Parkと名付けられたキッチンカーの集まるオープンテラス空間が設けられています。当初は期間限定措置として始められましたが、いつの間にか常設に移行したようです。
神戸市は更に駅前広場内の運河の再整備に乗り出す計画です。この運河を水景にリニューアルし、夏場を中心に子供が遊べ、ファミリーが集う賑わいを生む広場への転換を図ります。
キャナルタウンの名称の由来であり、シンボル的な存在を司ってきた運河ですが、これまではこれと言った機能を与えられている訳ではありませんでした。今回の再整備によって、新たな息吹が吹き込まれる事になります。
JR兵庫駅前パーラーダイエイ兵庫本店の解体撤去工事完了 今後の開発の行方は?運河の再整備も計画中
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わたしの住む灘区も、阪神電車新在家駅前のダイエー店舗内の駐車場で地質調査が先日行われていました。
地質調査は建築面積全体で行われるので、3000平米ほどの建物が立つと予想されます。
駐車場は都市用途地域でいえば容積率500%、店舗は400%あり、ダイエー全体の敷地面積7000平米で計算すれば延床面積30000平米超の建物建設が可能です。
さらに北側にはフェニックスパチンコ店の退店跡、スロット屋の跡地、幽霊マンション1棟が加われば全体1ヘクタールあります。
神戸市では人口の伸び率がいい灘区なのとまた高度地区無制限なので、なんとかデベロッパーとダイエーが協力してタワマン含む巨大開発に繋がって欲しいです。