大規模な再開発が進行する神戸の次世代ウォーターフロントゾーンである新港町。三宮フェリーターミナルのある新港第3突堤基部は新港エリア東地区では、最も開発準備が先行するエリアに相当します。
既に国が保有していたこの土地は神戸市に譲渡されており、ここに立っていた大型倉庫は解体撤去が完了して久しい状況です。
神戸税関の南側に隣接した広大な開発用地で、現在は仮囲いが外周に設置された更地です。敷地面積は4,354.27平方メートルもあります。
この土地において、神戸市は緑地広場の整備を開始します。広場内に園路を舗装し、一部には人工芝を施します。中央北側にはフェンスとバスケットボールのゴールも設置するようです。
これだけの大きな土地ですが、全てを広場のみの整備で終わらせるのでしょうか。広場の整備費用は約3,300万円と低予算で、本格的な整備とも思い難い内容です。
ただ神戸市が策定した神戸港グランドデザインにおいても、当該地の想定活用方法は「税関南広場」でした。
グランドデザインは10年以上も前に策定されており、既に突堤や基部においても当時の想定とは異なる内容で開発が進行しています。
新港町の再開発は西地区は順調に進んでいますが、この新しいウォーターフロントゾーンの今後を左右するのは寧ろ東地区をどう活用する次第かに掛かっているのではないかと思われます。アクセス性や動線、機能面にも西側より難がある東地区ですが、京町ランプの改造によって北側からのアクセス改善の他、神戸アリーナに匹敵する何らかのコンテンツを誘致できると大きく化けるのではないでしょうか。
新港第3突堤基部大型倉庫跡地を緑地広場化へ
スポンサーリンク
スポンサーリンク
スポンサーリンク
そもそも、東遊園地に程近い当該敷地に、
純然な緑地を新たに整備する必要性をあまり感じず、
整備するにしてもグランドデザイン案にあるように、
何らかの商業施設やオフィスを併設した
エリアとして整備することがが望ましいですね。
神戸市の都市開発は、市の景観特性や
憩いの場の必要性などを引き合いに出し
既にターミナル北側などにも公園が存在する
神戸空港島など、再整備においてとかく緑地を
整備したがりますが、
土地の高度利用を軸とした都市開発視点に立つと、
費用を抑制したいだけの詭弁にしか聞こえなくもなく、
いささか釈然と致しません。
新港町に至るまでに東遊園地があり、その東にはみなとの杜公園、そして西方面はメリケンパークを経てハーバーランドへと公園緑地は湾岸部に集中しています。
開発中のアリーナを含め新港町は街全体が公園であり、フラワーロードを南進して来た角地に緑地は要らないでしょう。ここには、南側の三菱倉庫と共に集客性の高い建物を期待したいところですが、今の市長だと無理かな。
アリーナを区切りとして、ここと三菱倉庫、住友倉庫そして、京橋を南下した角地などを次世代の開発用地として残すために緑地として暫定利用するのであればいいかも知れません。
東遊園地にみなとの森公園もあるのにさらに緑地を作る神戸は何を考えているのでしょうかね?
様々な意見があるかと思いますが、個人的に緑地整備は賛成です。最近、代々木公園に行って、都心のど真ん中に大量の緑があることの素晴らしさを感じました。(東京で今まで感じたことが無い良さでした。)むしろ都心に多少の緑があるぐらいでは、かえって異物感が出てしまうかもしれません。神戸市が六甲山景を街の個性として活かすのであれば、大量の緑地は有効かもしれません。また、代々木公園の広々としたドッグランは、人の交流の場にも、見目楽しい場にもなっていたので、犬を飼っていない身ですが、神戸の都心にあると良いと思います。
公園、ええやんか賛成。尼崎の森中央緑地みたいなの作ったらいいねんよ。オフィスビルやらなんやら建てても結局三宮の都心でもガラガラやのにこれ以上必要かって思うし、大企業なら大枚叩いて土地買って建てよるよ。西宮の浜の方でもかなり公園が森みたいな所多いし、六アイもヤシの木みたいな木と公園みたいなところあるんやし、低予算で憩いの場、隣でバスケの試合もするんやし、ゴール置いててもおかしくないからね。スケボーするならみなとの森でええんやし。神戸ならゆっくり出来ますよみたいな作戦は大いにあり。