神戸真珠会館

神戸真珠会館解体工事 東京建物による(仮称)神戸旧居留地PJが始動 神戸三宮伊藤町増築計画も準備開始



本格的な解体撤去工事が開始されている旧居留地内にあった神戸真珠会館。長年、建替の構想を練りつつも方針が定まらず、建物は現状維持を継続していました。



解体撤去工事を施工するのはツバサ建業。大阪に本社を置き、神戸にも事業所を有する解体工事を専門とする企業です。最近では、元町通6丁目の旧ホテルシェレナ西館の解体も同社が手掛けました。



解体工事の施工期間は半年の5月末までを予定しています。この解体工事を発注したのは、東京建物の関西住宅事業部。



建物や土地は日本真珠輸出組合が保有してきましたが、土地地上権を設定し、これを東京建物が取得しました。地上権は約74年。住宅事業部が動いているという事は、やはり地上権付き分譲マンションを計画しているものと思われます。



但し、旧居留地内では1-2階に住宅機能を設ける事は出来ませんので、低層部に神戸パールミュージアムを新たに開館させるものと推測します。



財団法人や宗教法人等が老朽化した既存建物の建て替え資金を調達する為、定期借地権や地上権を設定し、敷地内にデベロッパーの分譲マンションを建設する手法で、建て替えを進めるケースが最近、都心エリアで相次いでいますが、今回もその一例になる模様です。

周辺にはタワーマンションが複数立地しているので、住宅需要の底堅さは立証されており、東遊園地のパークビューや私庭のような利用も可能な点は売りと言えるでしょう。建物のデザイン性に期待したいですね。旧居留地内での新規住宅供給は、近隣のBelista神戸旧居留地以来、実に13年ぶり程になります。



また同じく近隣の神戸・甲陽音楽ダンス&アート専門学校北側のコインパーキングもとうとう閉鎖されました。土地を取得した学校法人コミュニーケーションアートが二期計画を始動させます。



この土地に南側の完成済建物とツインビルとなる地上8階 高さ31m 延床面積は3,682平方メートルのは「(仮称)神戸三宮伊藤町増築計画」を東レ建設の施工で進めます。

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