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神戸三宮フェリーターミナルに行ってみました

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新港第三突堤で建設の進められていた神戸三宮フェリーターミナルが9月3日に開業しました。これまで突堤西側にジャンボフェリーの専用ターミナルとして稼働していたターミナルビルに代わって、突堤の東側に新たなターミナルビルが建設されました。

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波止場町からターミナルビルへのアプローチとなる歩道はモザイクタイルと真新しい手摺によって美装化されました。

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ターミナルビル付近の歩道は朱色に着色されたアスファルトになっています。

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新ターミナルビルは鉄骨造の地上3階建。延床面積は2,522平方メートル。市の投資額は約10億円。

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ジャンボフェリーと合わせてこの新ターミナルに宮崎カーフェリーが今秋就航する予定になっています。宮崎カーフェリーは突堤の南東端に着岸します。同フェリーとターミナルビルを結ぶ空中連絡路は100m近い長さがありそうです。

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ターミナルビル北側にカーフェリー利用者の為の一時駐車スペースが設けられています。

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ターミナルビルの西側ファサードはガラスのアルミカーテンウォールが採用されています。それでは内部を見て行きましょう。

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ビルの館内図です。1階は受付カウンター、ロビーの機能を持っています。2階は乗船口、待合室、及び売店と飲食店。3階は待合室、軽食、展望テラスとなっています。

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1階の様子です。フェリーの発着時間以外はがらんとしています。宮崎カーフェリーも就航するともう少し賑やかになるかと思われます。

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窓際に階段が設けられています。また建物中央部にエレベーターが設置されています。

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2階の待合室です。売店や軽食コーナーはまだ開店していませんでした。かなり広い空間です。カーフェリーを使用したことがないので、分かりませんが、2社が就航するとここも埋まってしまう程、乗客で溢れるのでしょうか。就航するみやざきエキスプレスの定員は690名なので、満員の場合(あるかどうかは別として)、寧ろ足りない位でしょうか。

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こちらが待合室に直結している宮崎カーフェリー専用の乗船口です。

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乗船口空中トンネルの内部はこんな感じになっています。外観の面白さとは反面、いたって普通の内部です。外気が直接入ってくる構造なので冬場や夏場の気温はどうでしょうか。

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ターミナルビルと乗船トンネルの直結部です。こちらは建物西側にあるジャンボフェリー専用の乗船口となっています。

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ちょうどジャンボフェリーが着岸していました。一般車両の乗船待ちの状態で、積まれてきたトレーラーやコンテナの搬出がひっきりなしに行われていました。

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こちらがジャンボフェリー用の乗船トンネル内の様子です。

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3階の室内です。2階に比べるとこんじまりとした内部スペースとなっています。その分、南北に2ヵ所の展望テラスが設けられています。

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こちらが北側の展望テラスです。西・南側は外壁に囲まれているので、あまり視界は開けていません。

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同テラスからは北側に倉庫街と三宮のビル群、東側に第四突堤が眺望できます。

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メインとなる南側のテラスはより広々として開放的です。

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神戸港を含めた180度の視界が広がりますが、高さがあまりないのでそこまでダイナミック感はありません。

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宮崎カーフェリー用の乗船トンネルの上部が見えます。

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突堤の先端ではアスファルトの塗装工事が行われていました。トレーラーやコンテナ置き場になるのでしょうか。

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突堤西側では旧ターミナルビルの解体工事が進められています。簡易構造だったのかあっという間に解体されてしまいました。

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カーフェリーでの四国、九州への旅行に対する需要予測は判断が難しいところではありますが、旧ターミナルビルの12年度の利用者数は30万4000人に上ったようです。これに宮崎カーフェリーが加わわると、50万人位になる試算のようです。

カーフェリーの需要は旅客よりも寧ろ貨物需要の方が大きいようです。宮崎カーフェリーについても旅客売上は4割に留まり、残りの6割はトラック輸送とのこと。ジャンボフェリーの発着を見ても、トラックや建機が多く搬出されます。長距離トラックドライバーの人出不足も手伝い、カーフェリーによるトラック輸送の需要は増えているようです。

こうした背景から第3突堤はトラックが頻繁に出入りし、他の埠頭ターミナルのように観光客が足を運ぶ場所にはなりにくい環境です。旅客増に期待したいところですが、新しいターミナルビルができたと言えど、まだ突堤の大部分はかなり殺風景です。もう少し潤いの感じられる空間となって欲しいです。また六甲アイランドにのみなってしまったサンフラワーも第3突堤に呼び戻せないか検討して欲しいですね。



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