JR神戸駅北側は多聞通2丁目のみなと銀行神戸駅前支店及び大森ビルは2棟をまとめて再開発し、「(仮称)大森・みなとビル」として建替工事を行うプロジェクトです。現状では神戸の都心エリアで建設されている唯一のオフィスビルです。
これまで基礎工事にこの規模の建物としてはかなりの時間を要していましたが、ようやく鉄骨建方が開始されました。1月下旬に着工したので約7ヶ月が基礎工事に費やされた計算です。基礎工事は時間が掛かる上、地上からは基本的に進捗が分からないので、忍耐の期間ですが、鉄骨建方は始まってしまうとあっという間に完了してしまいます。特にこのクラスの建物だと2-3週間で終わってしまいます。まるで夏のセミのようですね。
建築概要は以下の通りです。
工事名称: 大森・みなとビル(仮称)プロジェクト
所在地: 神戸市中央区多聞通2-1-14, 15, 16
建築主: 大森工業、神戸みなと興産
規模: 地上9階 塔屋1階
高さ: 34.5m 最高高さ 37.1m
構造: 鉄骨造
敷地面積: 682.73平方メートル
延床面積: 4,683.38平方メートル
用途: 銀行支店、事務所、共同住宅(社宅29戸)
設計: 清水建設
施工: 清水・岡建設共同企業体
竣工予定: 平成27年4月末
鉄骨の最後部はすでに9階部分に達していますが、さらに塔屋がありますのでもう少し高くなります。また、まだ奥側部分の鉄骨のみなので、道路側の鉄骨が建ってくると、かなりボリューム感が出てくることでしょう。
建設地の向かいにはハーバーランドの高層ビル群が聳えています。JR神戸駅の北側は立地に恵まれた条件を全く活かし切れていません。JR新快速が停車するターミナル駅の様相を呈し、乗降客数も沿線上でトップレベルにありながら、まるで地方都市の駅前のようです。商業・業務系の再開発は見込まれませんが、複数のシンボリックなタワーマンションと低層部に商業フロアを備えた複合都市として駅前を生まれ変わらせたいですね。
大森・みなとビル建設状況
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