中央通で建設中のホテルクローネ神戸の現況です。そろそろ基礎工事も終わり鉄骨建方が始まっているかもと期待を込めて現地を訪れましたが…
まだ基礎工事の真っ最中でした。
基礎部の配筋が終わった東側はすでに埋め立てられて鉄骨を建てる柱脚部分のみが地上に顔を出している状況です。
現在は西側の配筋作業が進められています。やはり東、西の基礎工事を終えた上で全体の地上部躯体工事が進められるようです。
西側も鉄筋が埋め込まれればいよいよ鉄骨建方が開始されることでしょう。こうなると加速度的に外観上の工事進捗は進むことになるでしょう。お盆までには建物が姿を現しているかもしれません。
何気なく撮った中央通。先日の都市再生緊急整備地区の拡大によってこの辺りも容積率や規制緩和適用が可能になるはずです。低利用地の再開発が進むことを期待したいですね。
おまけですが、センター街にABCマートが開業しました。
センター街の西側に三宮店がありますが、今回の出店はセンター街の東側で最も人通りの多い場所。マクドナルドの隣です。
このエリアでは近年、神戸マルイの出店、サンマルクカフェの進出、A|Xのオープン等、変化の大きい場所です。神戸で最も人通りが多く路線価も県下最高の場所ですが、意外と店の入れ替わりが早かったりもします。それだけ競争が熾烈ということでしょう。センター街や三宮・元町の百貨店は、大阪の百貨店戦争にさえもあまり影響を受けませんでしたが、ウミエやピオレとの競合には確実に影響が表れているようです。
ホテルクローネ神戸 -ケーニヒスクローネ三宮NEXT店建替計画-
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昨日全国の路線価が発表されましたね。
神戸は全国8位です。横浜や名古屋はまだしも、政令指定都市の後輩である福岡や札幌にも遠く及びませんでした。とても残念ですね。
バブル前の1980年の路線価を紐解いてみると、神戸は1平米127万円でした。
このとき札幌102万、は福岡は123万、京都105万、なんと名古屋も105万!
神戸は東京、大阪、横浜に次ぐ全国第4位でした。
1980年代といえば最後の神戸黄金時代。1981年にはポートアイランドの街開きと同時にポートピア博覧会の開幕、日本初の新交通システムポートライナーの開通で、最先端の都市として日本中が神戸に注目していた頃です。
あれから30数年、もちろん震災という外的要因は大きかったと思いますが、今では地方の政令市の一つに甘んじてしまっています。
県下の最高路線価が36年連続でセンター街というのも、いかに三宮駅前の再開発がされていなかったという事の裏返しでしょう。
10年後のランキングがどうなっているかは、今後の駅前の再開発にかかっていると思います。
せめて、開発がいろいろと規制されている京都の上位にいないと、マジでやばいですね。
路線価は需要であり期待値です 札幌福岡に負けるのは当然 東京中央資本の集中投資先としての魅力が低下してますね神戸 震災を言い訳にはしてはなりません 終戦20年後の日本はどうだったでしょうか 同民族同国家対比でどうでしょうか もちろん時代背景は違いますが その時代背景を言い訳にしてもなりません ハンデがあるにせよ 大都市としての競争力強化はこれからの十年二十年を見越しての不可避な課題です 神戸人には特性として他者比較に無頓着なところがありますが 裏返せば過去の都市力の上のあぐらです 今一度その‘都市力’を再構築すべき時であり 明治以来の百年を見つめ直し 次の百年に生き残る道を探る時が着ています
港があればこそ 存在価値が低下すれば 自ずと関西の中心かは大阪に戻ります 神戸がすべきは 港がそうであったような次の百年を見越した「極」を生み出す事でしょう