姫路

地域探訪: 姫路・姫路市文化コンベンションセンター「アクリエひめじ」特集Part3 明るい中央アトリウムの左右にホールと展示場を備える



兵庫県西部最大の複合文化施設「アクリエひめじ」。大ホール(2,010席)、中ホール(693席)、小ホール(164席)、大小スタジオや4,000平方メートルの展示場、大小10の会議室を備えた本格的な文化コンベンション施設です。



それでは2階のデッキに接続したメインエントランスより施設内に足を踏み入れてみましょう。



エントランスを中に入ると、中央に直線で貫くアトリウム空間が広がっています。



直線上に天窓の開口部を設けて自然光をアトリウム内に採り入れています。


1階から見上げた吹き抜け空間です。



展示場の入口が東西にニ箇所設けられています。



東西に1階へと連絡する階段も整備されており、



展示場と反対側は大中小ホールと各スタジオのエントランスです。

ホール中央部には緑豊かな中庭空間も整備されています。



4階へアクセスするエスカレーターです。



エスカレーター上も自然光が採り入れられる仕掛けになっています。2フロア分を貫くロングエスカレーターです。



4階は会議室フロアです。ガラス張りの非常に明るいホールと通路になっています。



通路に沿って大中小の会議室が並びます。



こんなに明るい空間であれば、会議も捗るのではないかと思います。



展示場の屋上は全面に渡って緑化されています。屋上緑化としてはかなり広大な面積となります。



各ホールもかなり手の込んだ構造になっているようです。



アクリエしめじはその余裕のある敷地をふんだんに活用した最新のMICE・文化施設でした。この施設の完成を機に姫路市は国際MICE都市を名乗るようになりました。神戸には土地が無いので、大中小ホールを一つの施設に収める事が出来ませんが、雲井通の再開発ビルの内に、時期を分けて整備を行う予定です。姫路の最新文化コンベンション施設を訪れて、神戸の新ホールへの期待も膨らみました。

姫路市文化コンベンションセンター・アクリエひめじ

所在地 兵庫県姫路市神屋町143-2
規模 地上5階 地下1階
敷地面積 63,423㎡
建築面積 17,079㎡
延床面積 28,858.14㎡
用途 ホール、展示場、スタジオ、会議室
設計 日建設計
施工 竹中・神崎・平錦特定建設工事共同企業体
竣工 2021年2月
開館 2021年9月

https://www.himeji-ccc.jp/

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