神戸駅周辺

メトロこうべ地下通路美装化工事 完成に向けて仕上げ工事が進む 中央広場はテーマパークのような仕上がり



昨夏より工事が続けられているメトロこうべ地下通路の美装化プロジェクト。新開地駅東口改札外コンコースから高速神戸駅西口改札外コンコースまでの地下通路を一体的にリニューアルします。今月末の工事完了を予定しており、作業は大詰めを迎えています。

プロジェクト概要

メトロこうべ地下通路美装化工事



コンセプトは『「まち」と「まち」をつなぐ明るく賑わう地下通路』。加えて、通路の玄関口となる新開地駅東改札口と高速神戸駅西改札口の構外コンコースの美装化もあわせて行われる予定。



工期

2021年7月から2022年3月(予定)

工事概要

地下通路部:天井仕上げの新設、柱仕上げの更新、一部床仕上げの更新(中央広場)、照明設備の更新、地上出入口階段の手摺・段鼻整備

駅部: 天井・柱仕上げ等の更新(新開地駅東改札口、高速神戸駅西改札口)

工事箇所







新開地駅東口改札外コンコースから地下通路へのアプローチも配線や配管が剥き出しだった天井に新しいパネルが取り付けられて、LEDの天井照明も点灯しています。



柱も美装化されており、天井には真新しい案内表示の取り付けも完了しています。



通路との境界部分です。この部分の仕上げはこれからのようです。



高速神戸から続く木製ルーバーがこの部分は天井に向かって丸くなっています。エントランス部のようなデザインに仕上げられるのでしょうか。



その先は天井ルーバーが通路の半分は存在しない区間が少し続いています。何か意図があるのでしょうか。この部分の天井にはルーバーを取り付けるレール材もありません。



その先からは天井全面がルーバーに埋め尽くされています。これまでの殺風景で冷たく暗い通路が暖かみのある空間へと変化しました。



屋内ゴルフ練習場付近はまだ通路の半分が工事中です。



仕上げが行われているようです。床にシートが貼られていますが、このエリアは床材も更新したのでしょうか。



そして最も劇的な変化を遂げている中央広場です。完成予想イメージ以上に素晴らしい空間に仕立て上げられています。



この広場は天井、照明、壁、床に至るまで全てを美装化中です。



商業施設の一画を思わせるような仕上がりです。



床材の更新は視覚的なリニューアル感を最も強く認識させる効果を持っています。



広場の中心にある天井のリングは最も大きくシンボリックです。走りの装飾も通路部の柱とは異なり、遊び心があります。



ちょっとした屋内テーマパークのような雰囲気があります。この素晴らしい空間を是非とも有効活用できるようにして欲しいと思います。



周辺通路も床材の刷新が進められているようです。床が新しいエリアと既存床のエリアが存在するのはあまり好ましくありません。



高速神戸駅東口コンコースと地下通路の間には店舗空間があります。煉瓦調に統一されているので、以西のリニューアル中の通路との調和は少し難があります。



高速神戸駅のコンコースは柱のある部分の天井にもアクセント的なルーバーが取り付けられました。これは当初の公開イメージにはなかった追加の装飾です。



また改札機間にある柱も美装化が進みました。改札横の窓口も壁面部分を同様の木目に美装化されるものと思われます。



デュオこうべ山の手の最後の未整備部分であったサンポルテ広場から南側の区間も天井の美装化が完了しました。



北側と同様の天井パネルが取り付けられ両サイドにライン状にLED照明が取り付けられました。



地下通路の再整備はこれらのリニューアル工事の完成と共にひと段落を迎えます。次のステップは駅前広場の再整備に連動したバスターミナルの改造とボイド空間の構築による構造変更でしょう。
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POSTED COMMENT

  1. イセ より:

    天神地下街みたいに店舗を運営するのが良いのですが難しいのかな?

    • しん@こべるん より:

      駅近くのテナント区画でも空きテナントが埋まっていないので、難しいでしょうね。。。

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