新港突堤西地区再開発

アリーナ建設予定地・新港第2突堤基部事務所他とりこわし工事の入札が広告される 来年3月までの更地化へ 向かいの住友倉庫と合わせて再開発か

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新港第2突堤の再開発はNTT都市開発等がアリーナの建設を予定しており、来年度にも着工する計画です。しかしそのエントランス部にあたる突堤基部には未だ老朽化した低層の建物が数棟残っている状態です。最新の美しいアリーナが完成しても、その導入部がこの有様では格好がつきません。

この土地は国有地でしたが、第2突堤、その基部西側の住友倉庫、今回の低層建物の立つ基部東側を合わせてセットで、近畿財務局から神戸市が譲り受けました。同時に神戸税関の南側の大型倉庫、京町線沿いの阪神高速神戸管理部西側の土地も市へと譲渡されています。



神戸市は来年度からのアリーナ建設に備えて、この東側三角地に立ち並ぶ低層建物の解体を開始します。



対象となる建物はS造やRC造の合計4棟。これらに危険物庫や油庫が加わります。



これらの建物も住友倉庫が活用していましたが、既に閉鎖されて解体を待っている状況です。



工程ですが、11月から早速、準備に取り掛かり、撤去工事も開始します。解体事業の完了期限は来年3月15日。



来春までに右側の低層建物群は更地となります。アリーナまでのこのゲートウェイが今後、どのように生まれ変わるのでしょうか。



そして大きく注目されるのは大型倉庫の立つこの基部西側です。住友倉庫は現在、ポートアイランドに最新鋭の大型倉庫を建設しており、この完成を待って建物の引き渡しが行われるのではないかと推測しています。

アリーナに続く大型再開発プロジェクトが期待できる為、事業者公募の開始を心待ちにしています。



アリーナの建設される突堤にはまだH1上屋が残されています。こちらも早々に撤去工事が行われるものと思われます。



突堤中央部にはフェンスが立てられた内部で油圧ショベルが何やら解体を進めているようでした。



新アリーナの運営を行うスマートバリュー社は当初、神戸市から六甲アイランドをアリーナの建設候補地として紹介されたそうです。六甲アイランドに賑わいをもたらしたい市の意向は理解できますが、民間企業が投資を行う場合、最大限の効果をもたらす適所でなければ意味を成しません。最終的に2突という適所を得たものの、六アイを紹介してしまう市の発想には正直、がっかりさせられてしまいます。当ブログでは、波止場町の市営駐車場をアリーナの建設地として推した事がありますが、今となっては2突に決まって良かったと思います。

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  1. より:

    先日朝のワイドショーでフェリシモの個性的な商品や新港の新本社の紹介がありました。室内は床や机壁が白で統一されていてすごーく綺麗で、全面の窓から神戸港一望できまさに絶景でした。私関東の人間ですが新港埠頭絶対に行きたい。もう期待しかないです。
    今後の開発が本当に楽しみです。

  2. 枝豆とビール より:

    いつもありがとうございます。
    本当に神戸市役所や外郭団体、発言力のあるOB、地元企業幹部らは、どういう風に神戸市のあるべき姿を描いているのでしょうね?民間企業に「六アイを推す」なんて、きつくなりますが、異常でしょう。住んでいる方には良い環境だし、申し訳ないが、商業地としては寂れる一方じゃないですか。まだJR住吉駅周辺の方が遥かにマシです。

    六アイにその昔あった、「AOIA」という名前を覚えていらっしゃる方、居られるでしょうか。私も余りに昔の話なので、六アイ→レジャー施設と遡って思い出しました(笑)。

    西武系の西洋環境開発?とかいう企業が、神戸市の肝入りで親水性のあるレジャー施設を作るという事でした。神戸大震災の前にオープンしました。結構賑わっていたようですが、施設が壊滅し、停止しました。その少し前にはハーバーランドの西武百貨店が、売上不振で僅か2年で撤退しており、「西武は冷たいな」と恨んだ事もありました。

    でも今思えば西武のやり方は正解でもあります。やはりあのビジネスモデルは、関西では通じないのです。埼玉県や千葉県には出張でよく行きましたが、結構流行ってました。その後、関西地区の西武流通グループ(百貨店、西友)は、ほぼ壊滅しました。関東商業のやり方が通じなかった事と、首都圏ほどの人口密度は無いという事実です。

    テキトーにやってて、神戸、大阪でやって行けるはずはありません。ソコが分からなかったのでしょうね。三越、伊勢丹も同じです。関西では、包装紙だけ考えて買い物店を選ぶ消費者は居ません。多分、今現在も理解して無いと思います(笑)。

    それはともかく、第二突堤とは良い場所を取得したもんだと思います。古臭い小規模な倉庫跡があったのでは目障りです。「夢」を売るのも小売業の鉄則です。良いカタチに具現化出来る事を楽しみにしております。

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