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先日、神戸新聞が先んじて報じた新神戸駅前広場の再整備について神戸市が公式に進め方(案)を公表し、市民からの意見募集を開始しました。
https://www.city.kobe.lg.jp/a80014/shise/kekaku/jutakutoshikyoku/sogokotsu/sinkobe.html新神戸駅前広場再整備の進め方(案)に対する意見募集について
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再整備プランは交通乗場の再編が主
おさらいとなりますが、再整備案の骨子は現在、駅の1、2階に分かれてバラバラになっているバス、タクシー、一般車の乗り入れや乗場を再編し、用途に応じて1、2階の活用法をきっぱりと棲み分けする計画です。空港のターミナルビルを模範としているものと思われます。2階をバスやタクシー等の公共交通機関専用とし、1階を一般車専用に割り当てます。
この再編によって1、2階に入り乱れていた一般車の乗り入れや過度に2階に集中していた車両の密集を両階に分散させ、駅前の車両通行もスムーズに改善します。
2階の駅前の歩道は拡幅し、シンボル広場も整備して、玄関口としての風格と利便性の向上を目指すプランです。
生田川に沿ってデッキのシンボル空間を整備
駅前広場再整備のもう一つの柱は、駅の下を流れる生田川に沿って構築するデッキ。シンボル空間としての役割に加えて駅周辺の施設や観光スポットへの導線を確保するのが目的です。
これらの計画案で駅前がリニューアルされて玄関口としての景観向上には一定の効果をもたらすものと思われますが、新神戸を単なる通過点とせずに賑わいの拠点化とするという目的を果たすには不十分と言わざるを得ません。
再整備へ向けてのスケジュール
今後のスケジュールですが、意見の募集を経て、デザインプロポーザルの提案公募を実施するようです。来年1〜4月には全体整備計画が公表される予定です。
デザインプロポーザルではなく、基本案に基づきつつも駅周辺施設との接続や連携を踏まえた民間事業者からの新神戸活性化案の提案を募るべきかと思います。基本案を見る限り、これが行政の出せるアイディアの限界である事を感じます。真の新神戸活性化にはやはり民間事業者の知恵と資金力が必要です。行政相手には動かないJR西日本も他の企業との連携には触手を動かすかもしれません。
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新幹線利用者に展望デッキは要らないでしょう。デッキを介して生田川公園へ行けるなら、これを新神戸駅から各方面への出口となるバス専用レーンとして整備し地下のトンネルへ接続できないですかね?そうしたら一気に2号線迄降りれ高速利用が容易になりますし、空港へのルートも港島トンネルをもう一本敷設してバス専用レーンとすることで、空港までのアクセス時間を短縮できないでしょうか?
こういう図を見て全く疑問に思わないとすれば、相当頭が固くなっている(=思考停止)ような気がします。
特に、デッキに関わる人の動線の図は、単に脳内で線引いただけと変わりありませんね。
デッキなりシンボルのあるなしでどう動線が変わる(今の問題がどう解決するのか)もさっぱり分かりません(⇒多分何も解決しない)し、緑の動線を通る人が1人なのか1万人なのかもさっぱりわからない(⇒作ったが誰も通らん)ですね。
アイデア不足は仕方ないとしても、こういう図を平気で通す頭の方が心配です。