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堂島川と御堂筋に面して立っていた大阪三菱ビルは昨夏より解体工事が進行しています。敷地面積は約3,600平方メートルもあり、大型開発が計画されています。ビルと土地を保有していた三菱UFJ銀行が土地を売却し、三菱グループの三菱地所、三菱商事都市開発、三菱UFJ リース及び積水ハウスが共同でオフィスとホテルの複合ビルを建設する予定です。
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プロジェクト概要
(仮称)OM計画/(仮称)大阪三菱ビル建替え計画/(仮称)大阪三菱ビル開発計画
所在地 大阪市北区堂島浜1丁目15-1
事業者 オーエム4特定目的会社(三菱地所、三菱商事都市開発、積水ハウス、MULリアルティインベストメント)
敷地面積 3,571.88㎡
建築面積 2,550.00㎡
延床面積 67,000.00㎡
階数 地上32階 地下2階 塔屋1階
用途 事務所、ホテル(548室)、店舗、駐車場
建物⾼さ 147.00m
構造 鉄骨造 一部鉄骨鉄筋コンクリート造
設計者 三菱地所設計・竹中工務店 設計監理共同体
施工者 竹中工務店
竣工予定 2024年4月14日
現在の現場状況
既存の大阪三菱ビルの解体を担っているのは竹中工務店です。恐らく解体の完了後、同社がそのまま新築ビルの建設工事にスライドするものと思われます。
既に建物地上部は姿を消しており、地中障害物の撤去工事に移行しているものと思われます。大阪三菱ビルは地上15階 地下4階 高さ67mと規模の大きな建物でしたので、地中躯体の解体も大掛かりで工期を要する事でしょう。新築建物の着工は10月中旬を予定しています。
仮囲いに掲示されている建築計画のお知らせです。アルミカーテンウオールに全面を覆われたガラスのビルになりますが、のっぺりとした直方体ではなく、オフィスゾーン、中央16階には展望テラスとなる「(仮称)御堂筋プレゼンテーションギャラリー」、ホテルゾーンと形状を変更させてデザインにアクセントを与えています。
大阪ではホテル計画については、建築計画のお知らせとは別に「旅館業施設計画の概要」を掲示しています。ホテルゾーンにはカンデオホテルズが同社のフラッグシップホテルとなる「カンデオホテルズ大阪堂島浜(仮称)」を開業する予定です。17階にスカイロビーを設置し、18-31階に客室548室を設けます。また最上階のルーフトップにはスカイスパ(露天風呂)を整備します。
建物の南側正面には堂島川が流れています。水辺を生かした再開発が行われる予定です。
既に川に面した堂島公園の再整備が開始されています。
公園の再整備には観光船着き場の整備が含まれており、水辺の賑わい空間としても開発される予定です。
西側に聳える新ダイビルとほぼ同じ高さの建物となる今回の計画。阪神高速環状線を走行する車窓からは堂島川周辺に林立するダイナミックな高層ビル群に目を見張りますが、その中でもこのビルは大きな存在感を示す事になるのでしょう。コロナ前はクライアントが来阪した際に車でここを通ると、皆、その都会的な光景に釘付けになります。
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大阪には個性的で大規模な超高層ビルがものすごい勢いで建設されていますね。羨ましい限りです
うめ北から堂島川周辺の勢いは凄まじいと言った方がぴったりするかもしれないですね。神戸も建設ラッシュを迎えていますが残念ながらその差は明らかですね。