昨夏に兵庫区総合庁舎のI期工事が完了し、新庁舎が湊川公園内に竣工しました。その後、荒田公園内に仮設の兵庫消防署を建設した上で、旧庁舎及び消防署の解体撤去工事が開始されました。工事を施工するのはI期同様に柄谷・寄神JVです。
解体の完了後、総合庁舎と一体化される新消防署の建設を開始し、来春までに全施設を完成させる予定となっています。
約2ヶ月ぶりに現地を訪れると、既に旧庁舎や消防署は影形も無くなっており、見た事の無い開放感が広がっていました。
内部では三点式パイルドライバか本館と別館の敷地でそれぞれ地中障害物撤去の作業の為に投入されていました。
新庁舎と旧庁舎を隔てる駐車場へ抜ける道路はいつまで供用が可能でしょうか。このパーキングが閉鎖されてしまうと、湊川公園へのアクセスが不便になります。将来的には庁舎地下に駐車場が設けられる模様です。
隣接して同時に解体中のミナイチ市場と市営松本住宅の入っていた湊川共同ビル。既に4階までに縮小しました。この建物の解体が進めば一帯では更に開放感が広がる事でしょう。跡地には大型分譲マンションと商業施設が建設され、湊川商店街に新しい風を吹き込みます。
兵庫区総合庁舎周辺の再開発が活発になる中、湊川公園も再整備が始まりました。地域の拠点公園として位置づけられています。
段階的な再整備計画が進められる予定です。第1段階は6月末までを工期の目処としています。こちらの工事は制限付一般競争入札で中谷総合ガーデンが落札。
総合庁舎の前では建設工事が進められています。工事名称は「湊川公園野外ステージ上屋工事」。こちらの施工は戎工務店が担当しており、3月末の完成を目指しています。
既に上屋の構造が立ち上がっています。イベント時にはステージとして活用し、日常時には屋根付きの子供の遊びスペースとして利用できるよう設計されているようです。
湊川公園の再整備プランは神戸市の広報誌に掲載がありました。地域の子供が集うファミリーの拠点として賑わいを生む為、大型遊具の導入が検討されていますが、その一案として、「ふわふわドーム(テントテント膜を空気で膨らませその上で遊ぶドーム型遊具)」の設置があります。雨天時でも子どもが遊べる空間づくりが検討されているようです。他にも芝生広場やジョギングコース、カフェの誘致等も再整備計画として盛り込まれる予定です。湊川は商店街の空洞化という課題を抱えていますが、庁舎と公園を中心とした活性化の挑戦が始まっています。今後は商店街内の空店舗を若い経営者が活用したくなるような試みも必要でしょう。
兵庫区総合庁舎・消防署建設他工事 旧庁舎解体と湊川公園の再整備着手
スポンサーリンク
スポンサーリンク
スポンサーリンク