今春は新築ホテルの竣工が相次いでいますが栄町通沿いのりそな神戸ビル跡地に建設中の「ドーミーイン神戸」もいよいよ外観の完成が近づいてきました。既に仮囲いは全て撤去され、タワークレーンも姿を消しました。外観の仕上と外構工事が急ピッチで進められています。4月の開業を予定していますが、未だに運営元の共立メンテナンスからは公式発表はありません。これまでの傾向から同社のホテルはオープン直前にならないと、公式な概要のプレスリリースは行わない方針のようです。
重厚な造りの基壇部が姿を現し始めました。
御影石のタイルを煉瓦調に組み合わせて貼り付けた柱や梁、大きく取られた開口部にガラスを組み合わせた上質な設計となっています。南面は3-4階に窓がありません。客室階は5階より上層でしょうか。
2層吹き抜けのメインエントランスです。客室数284室の大型ホテルらしく非常に重厚感があります。
ビジネスホテルらしからぬ重厚なファサードです。これまで展開してきたドーミーインとも全く異なるデザインと言えます。
南京町に面したファサード。海栄門に隣接した東側の1階には「香港カフェ」が開業する予定です。
外部にはテラス席も設けられるのか、南京町とホテル敷地を隔てる煉瓦ブロックの塀が構築されています。
ホテルの建物は思っていた以上に敷地境界線からセットバックして建てられました。敷地計画には余裕があったようです。この部分の外構はどのように仕上げられるでしょうか。このホテル計画では植栽等はあまり行われる様子はありません。
エントランスホールに照明が入ると、照明温度の低い柔らかな光がガラスを通してこもれるようです。非常に良い感じに仕上がってきました。香港カフェと朝食レストランは別と考えられるでしょうか。2階はレストランかと思われます。
流石に来月には公式プレスリリースが発表されるでしょう。概要判明が楽しみです。ドーミーインは個人的にも出張等で利用頻度の高いホテルブランドで満足度も良好です。神戸で宿泊する機会は流石になかなか無いかと思いますが、その立地条件からも人気の高いホテルになる事は間違いないでしょう。客室数の多さからも共立メンテナンスの強気の姿勢が伺えます。
ドーミーイン神戸元町新築工事 基壇部全体が現われる! 外構工事が進行中
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ここもモントレーも良いホテルになりましたね。アパや東横もOPENしました。ただ神戸にも高級ホテルが欲しいですね。
ドーミーインの香港カフェ、席数はわかりませんが、栄町通に面してカフェができるのは良いですね。完成後はぜひ利用してみたいと思います。
OPENの日程は、コロナの影響を考えると、あと送りも選択肢となるのかもしれません。コロナという災厄は、消費増税後の日本市場にとり厄介なものとなりました。今日の報道からは、オリンピック開催を危惧する声も出始めました。アジアから中東、そして欧米へ感染が拡大し始めたからでしょう。コロナをきっかけとして世界経済が景気後退する事の無いよう望むばかりです。
この災厄のさなかのかすかな光明は日中関係が良くなっている事でしょうか。
いずれにせよ現代の観光産業を考えると、去年の韓国との政治的軋轢や今起こっている感染症など外的な要因によりあっけなくマイナスに転じる脆弱さを抱えているという事を改めて感じます。
景気は思わぬ事をきっかけとして大きく後退してしまう事があります。だからこそ景気が好循環している時に上手にその波に乗りスピーディーに再開発事業をやり遂げて行く事が肝要です。景気が後退した後に笛を吹いても誰も踊らないですから。