JR神戸駅近くの住宅展示場跡地で鴻池組が施工し、土地の保有者であるNTT都市開発が事業主である神戸駅前プロジェクト。サンテレビの新本社スタジオと聚楽の運営するホテルから構成される地上12階建ての複合ビル計画です。サンテレビのオフィスフロアの鉄骨工事が完了し、その上にセットバックしたホテル階の構築が本格化していました。
そして今や既に10階にまで鉄骨建方は進みました!かなりの存在感が出てきています。ホテル階はコの字型になっており、中央が空洞なので西側からの外観は大阪・京橋にあるマルイトOBPビルを彷彿とさせます。
2機のタワークレーンは双頭となるホテル階に分かれて作業を行う形になりました。
これまでは南側からはホテル階の様子は伺い難かったのですが、高さが出てきたので、はっきりとその姿を確認する事ができるようになりました。神戸駅周辺にはこれまで南側にクラウンパレス、北側にチサンホテル、センチュリオン等のホテルが立地していますが、この新築大型ホテルの進出によって競争激化が予想されます。
東側から少し距離を置いてみると、ホテル階の重厚感がより視認できます。この建物の完成時の楽しみの一つが夜間の照明演出です。オフィスの低層部とホテルの高層部で異なる照明が施され、落ち着いた雰囲気のある周辺の中において賑わいのある夜間景観を生む事が期待されます。残る2フロアの鉄骨が立ち上がると54.2mの高さに達する予定です。
NTTは日本郵政同様に全国に多くの不動産資産を保有しており、この神戸駅前プロジェクトのようにこれらを活用してNTT都市開発による再開発を推し進める方針のようです。今回の計画が成功すれば、まだ住宅展示場となっている東側の半分の土地にもオフィスビルやホテルを建設する可能性もあります。来年度に施行される新築オフィスビルへの税制優遇制度が活用されるかもしれません。
(仮称)神戸駅前プロジェクト ホテル階の鉄骨建方が10階に到達 建物の存在感が高まる!
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