神戸駅周辺

地下街メトロこうべのリニューアル計画

metrokobe02.jpg

今月、神戸高速鉄道が開通して50周年を迎えました。阪急阪神と山陽を結ぶ全線地下鉄の同鉄道は大都市間の大動脈を担う一大インフラ整備プロジェクトであった事は想像に難くありません。ほぼ同時期に高速神戸駅と新開地駅間を地下通路と地下街で結ぶメトロこうべも開業。

metrokobe04.jpg

今年9月に同じく50周年を迎えるにあたり、阪急阪神グループの神戸高速鉄道はこの昭和感満載の地下街と通路をリニューアル計画を始動させます。

metrokobe03.jpg

新開地には今年7月に気楽館が開館予定でメトロこうべを含むエリアの活性化が期待されます。

metrokobe05.jpg

デュオ神戸から歩いていくと高速神戸駅付近から一気に昭和感に包まれ始めます。更に新開地方向に進んで行くと、どんどんタイムスリップしていく感覚で場末感が強まっていきます。

metrokobe06.jpg

地下街を抜けて地下通路に至ると、照明の明度も落ちて夜間等は治安にも懸念があります。

metrokobe07.jpg

地下通路には卓球場等も整備されて賑わい創出に独自の努力も垣間見えますが、なかなかそう簡単にはいきません。

metrokobe08.jpg

今後の5ヶ月間で床や壁の美装化や照明設備の更新、賑わいスペースの整備を進め、工事が一定度終わった状態で50周年を迎えたいとしています。

metrokobe01.jpg

メトロこうべについてもやはり神戸駅前北側の再開発が進んでいない事が置き去り感を強めているのではないかと思われます。地上の再開発が進み周辺人口が増えれば鉄道利用者や地下街の通行量も自ずと増える事でしょう。ハーバーランドのように広域から人を呼び込むのはハードルか高いので、利便性の高さを活かして周辺居住人口を増やす事での活性化が賑わいを取り戻す近道なのではないかと思います。



関連記事
神戸駅周辺

遂に新開地駅・高速神戸駅間連絡地下通路のリニューアルに着手 昭和の香りが残る通路は来春大変身

2021年7月22日
こべるん ~変化していく神戸~
神戸高速鉄道株式会社と阪神電気鉄道株式会社は7月から神戸高速線新開地駅と高速神戸駅を連絡する地下通路「メトロこうべ中間通路」の美装化工事 …
神戸駅周辺

神戸大学楠キャンパス福利厚生施設整備運営事業 JA三井リース建物がキャンパス内に大学・店舗の複合ビルを建設

2021年9月26日
こべるん ~変化していく神戸~
神戸大学楠キャンパスは有馬街道に面し、神大付属病院を中心として医学部医学科・医学研究科の研究棟が複数立ち並びます。このキャンパス敷地 …
神戸駅周辺

神戸大学楠キャンパス福利厚生施設が完成 1-2階のテナントフロアも開業 神明グループのテナント多数出店によるフードホールが出現

2023年6月7日
こべるん ~変化していく神戸~
6月1日に神戸大学楠キャンパス内に福利厚生施設が完成、開業しました。 県道428号線に面した角地には、神緑会館・保健管理センタ …