今年の5月にバスターミナルI期ビルの事業者となる再開発会社を設立する方針を神戸市が固めたと神戸新聞が報じました。株式会社で株式の半分を神戸市、神戸すまいづくり公社が15%、兵庫県が3%、残りを地権者という配分となり、資本金は500万程度を想定しているとのことです。
会社設立後に民間から事業協力者を公募し、2019年度に事業計画を策定。この間、街区内のさんぱるに入居する神戸すまいづくり公社は新長田に建設中の合同庁舎に、中央区役所と勤労会館は市庁舎3号館跡に建て替えられる総合庁舎にそれぞれ移転を完了させ、2020年度から既存建物の解体工事に着手します。
I期ビルの構成概要はすでに以下の複合機能を盛り込む事が想定されています。
駐車場
バスターミナル
大ホール(1500席程度)
商業施設
三宮図書館
緑化空間
中長期滞在住居
オフィス
ホテル
高さの上限は市の景観条例により165mとされています。土地の高度利用を目的とした再開発事業ではこの上限を緩和する事も可能であり、その緩和を受けたのが旭通4丁目再開発事業で、高さ規制の上限を越える190mの超高層住宅棟が建設されました。しかしこの事業が組合施行の民間再開発だったのに対して、今回の事業は市有地を多く含み、神戸市が主導するだけに、自ら設定した高さ規制の緩和を受ける事は出来ないでしょう。
上限いっぱいの165mと想定した場合の建物規模はどれくらいでしょうか。機能的には類似性がある神戸国際会館は地上22階 地下3階 延床面積が約59,000平方メートルです。地上36階 地下3階 延床面積12万平方メートルと予想してみます。
また民間の事業協力者の公募は2018年度中に行われるものと思われます。すでに昨年のアドバイザリー提案によって大手不動産、ゼネコン、インフラ会社等が名を連ねた2グループから事業提案が提出されていますが、このいずれかに決まるのかそれとも更に新たなグループからのエントリーがあるのかどうか。
想像がつきにくいですが、3年後には当該地は更地化されて複数の重機が所忙しく稼働しているはずです。
今年5月にバスターミナルビルの再開発会社設立
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しおさい公園からシティータワーを見ても六甲山を超えてないので同規模の高さは大丈夫だと思ったんですが景観条例に引っかかるんですね
ほんとくそみたいな高さ条例さっさと撤廃して200m,300mとどんどん作れよ、と思いますわ。
せっかくの権利なのに、まさに宝の持ち腐れですね!