7月4日(木)に新神戸オリエンタルアベニューからコトノハコ神戸へと名称を変更し、リニューアルオープンを予定している新神戸オリエンタルシティ低層部の商業施設。数年前から共用部分の美装化や改修が行われてきましたが、テナント入れ替えや移転、そして新規テナントの誘致によってまもなく再出発する予定です。既に神戸ビーフ館等の新しい集客施設が先行開業しており、既存テナントの営業を継続しながら、リニューアル工事を進めています。
2階の吹き抜け空間に開業するのが新神戸メディカルビレッジ。略してSMV。人間ドッグや健診をメインとした医療モールです。
外観は既に完成している模様です。
内装工事と開業準備が進められているようです。
施設の西側のテナント区画でもオープンに向けて改装工事が進行中でした。
JR新神戸駅からの連絡橋と繋がる3階入口付近です。天井や照明、柱等の改修が完了しており、明るい雰囲気へと変わりました。
広々としたエントランス空間にはテーブルや椅子が設置される予定です。暫定的な広場でいずれはテナントを入れるのではないかと思われます。
新神戸駅へのアクセス性が高いためかセブンイレブンが先行開業しました。まだ奥側は内装工事中で天井パネルも無い為、薄暗いです。
セブンイレブンの向かいには兵庫県物産店「兵庫県おみあげ発掘屋」が7月4日にオープンするようです。
閉館した市新神戸オリエンタル劇場前です。エントランスは仮囲いに覆われています。5次元ミュージカルの専用劇場となる「AiiA 2.5 Theater Kobe」にリニューアルされる予定です。
個人的にこの劇場には足を踏み入れた事は無いのですが、こんなにも本格的な劇場だったのですね。
店内の内装工事も進められています。通常は開業寸前まで仮囲いに覆われているものですが、こちらはフルオープン状態です。
テナントの区割等が大きく変わっている感は無いのですが、どのようなテナントが進出するのでしょうか。コト消費が中心というテーマですが、そんなに沢山のテナントが集められるのか。
少なくとも内装工事が進行中の区画には出店計画があります。
店内共用部のリニューアルも一部は完了しています。華美ではないナチュラルテイストでまとめられており好印象です。
雰囲気的には神戸国際会館SOLにも似た感じでしょうか。
まだ現時点で完全な空状態の区画もあります。7月4日のオープンまでにこうした部分のテナントも埋まっているのか、募集状態で開業を迎えるのか。求人等でも新神戸エリアであまり目立った動きは見られていません。今後の開業日までの動向に注目です。
コトノハコ神戸が7月4日(木)に開業予定 リニューアル状況レポート オープンに間に合うか?
スポンサーリンク
スポンサーリンク
スポンサーリンク
残念ながら、新神戸オリエンタルアベニューをコトノハコ神戸に名称変更しても大きな変化にはつながらないでしょう。
毎度のことで恐縮ですが、やはり阪急と地下鉄とを新神戸で接続することによってのみ新神戸の本領が発揮されます。
まさに新神戸の命運はこの一手にかかっているといっても過言ではありません。
阪急の王子公園駅には王子動物園方面にまるで線路が延びていたかのような跡があります。
これは大正時代に上筒井通にあった阪急神戸駅につながる線路の名残です。
春日野道を通って現在の阪急神戸三宮駅に高架で線路ができた昭和初期に上筒井駅と名称変更していますが、上筒井駅は王子公園駅と新神戸駅の概ね中間にありました。
歴史的に見ると、王子公園駅から新神戸に繋ぐことは実は阪急にとって自然な行為です。
以前阪急は十三から新大阪接続線の建設を計画していましたが、立ち消えになっているところをみると、新神戸への接続は阪急にとっても念願の新幹線接続にもなるでしょう。
阪急神戸線沿線の住民からすると、これまで「JRの駅まで歩いて新大阪までJRで行く」だったのが、阪急で新神戸まで1本で行けるのはメリットです。
新神戸周辺は生田川の東岸があまり開発されていませんので、阪急の新神戸接続線建設に従って、東岸の住宅地開発及び東岸と西岸を結ぶペデストリアンデッキの設置により神戸駅に近い形の発展が起こりうると考えております。
三宮以西での接続では決して成し得ることのできなかった大きなメリットが新神戸接続にはあります。
と、ここまで書いておいてなんですが、マンション規制の範囲が新神戸の生田川東岸に及んでいるのが残念でなりません。
あの広範囲の400%規制がなくなるか、せめて新神戸と神戸駅は除外してもらわなければ新神戸の発展はおろか、神戸全体の衰退につながるでしょう。