NTT都市開発の進めているサンテレビ新本社放送局と聚楽のホテルブランドであるジュラクステイから構成される複合ビルプロジェクト。施工は神戸では珍しい鴻池組が受注しました。
ポートアイランドから本社を移すサンテレビは今年で開局50周年を迎えました。1981年に長田区から現在の神戸国際交流会館内に本社を移転し、そして約40年ぶりに再度の本社移転によって人工島から本土・都心に移ってきます。
敷地内では杭工事が終わって掘削が進められています。既に乗入構台も北側に構築されていました。
一部では既に切梁の設置も終わって基礎の構築も本格的に開始されています。昨日、お伝えしているホテルモントレ神戸以上に大規模な鉄骨造の建物となるので、早く地上躯体の工事に至ることを楽しみにしています。既に工期は4ヶ月が経過。テレビ局社屋ですから、災害に強い躯体である必要があります。免震や制振構造になるものと思われます。従って鉄骨建方が始まるのは10〜11月頃でしょうか。
南側は山留も終わり基礎工事が本格化しています。
六甲アイランドやポートアイランド等の人工島から企業の都心回帰の実例がP&Gやサンテレビで起きていますが、今後もこの流れは続くかもしれません。特にポートピア博後にポートアイランドI期地区に進出した企業は保有ビルの老朽化も進んでおり、建て替えや設備更新時期が迫っています。これを機会に建物と土地を売却して利便性の高い都心へ移転する事を検討している企業は少なくないかもしれません。ただまとまった床を確保できる高グレードのオフィスビルが無いので、再開発による新築ビルもっと出てくればこうした移転需要は高まるでしょう。問題は保有資産の売却が可能かどうか、そして企業移転後のエリアの空洞化にどう対応するか。ポーアイI期は神戸空港から至近距離にある為、空港が国際化を含めて活性化すれば、今はポートピアホテルにしかない本格的なMICE機能を持った新たな大型ホテル開発等の種地に活用できないかと思います。
神戸駅前プロジェクト 基礎工事は掘削から地下躯体構築へ
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