神戸旧居留地で最大の近代建築・レトロビルである商船三井ビル。低層部を大丸神戸店が賃借し、これまでは大丸のインテリア館として機能していましたが、テコ入れが行われて関西初の出店となるアメリカ西海岸発祥のライフスタイルショップ「フレッドシーガル」を誘致。3月18日に華々しく開業しました。
フレッドシーガルの日本国内進出は2015年。東京・代官山に初上陸を果たし、続いて2号店を横浜に開店。神戸店は3号店となり、関西及び首都圏外の初出店となりました。アメリカンなカジュアルテイストのアパレル、雑貨、コスメ等の幅広い商品を展開しています。
神戸店は商船三井ビルの南側1-2階に約1174平方メートルの店舗面積を確保。
来週3月26日には同店初となる飲食業態のワインバー&レストラン「ザ セラー アット フレッド シーガル」も店内に開業予定です。壁面のワインセラーに常時カリフォルニアワインのラインナップ1048本をストックし、肉料理をメインとした関西の食材と共に約200種以上のワインが楽しめるそうです。
大丸神戸店が旧居留地に店舗開発展開を開始して30周年を迎えます。今回のフレッドシーガル出店もその取り組みの一環。当時、倉庫として使っていた旧居留地38番館に外部から助言を受けて店舗を開店したのがきっかけです。あのレトロな美しい建物が倉庫としてしか使われていなかったなんて今では信じられないですね。Jフロントリテイリングは今後も旧居留地エリア全体の魅力化に取り組む「アーバンドミナント戦略」を推進します。
大丸神戸店が先駆者として始めた百貨店周辺に有力ブランドを導入する集客戦略は今では業界の成功例として追随が全国に見られます。今回のブランド選定には「ゆったりと楽しんでもらう」という視点を重視したそうです。旧居留地に出店しているブランドは大半がファッション系が多く、昼間は賑わいを見せても、夜間は閑散とします。「ザ セラー アット フレッド シーガル」は23時まで営業する予定です。今後はレストランやバー等の集積によって夜も落ち着いた賑わいのある大人の街への進化を期待したいですね。それには大丸のリーシング力が頼りになります。ミシュランで星を取れるレストランを誘致し、旧居留地を上質な「食」の街に変えていければ、ファッションブランド同様におのずとレストランの進出やビルオーナーの誘致によって集積が高まっていくでしょう。利便性が高まれば、ホテルの進出も増えるかもしれません。
商船三井ビルにフレッドシーガルが開業
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周辺を含めて一生懸命魅力あるエリアにしようとする
大丸とBALには本当に頭が下がります
そごうを引き継ぐ阪急も同じように周辺開発もしてくれれば良いのですが
良いですね~。
少し前に神戸市がやってるU30CITYという企画で
tofubeatsさんのインタビューを拝見しました。
有名になってからも神戸在住しておられる
ミュージシャンの方なんですが、
インタビュー内容も良かったし、映像の編集もよくて
グッと来るものがありました。
やっぱり神戸は最先端のものが次から次へと出てくる街でなければ
ならないと思ったし、
そのために私も何かやりたいなという気分に
させてくれる動画でした。