旧東館の地上部建屋解体が終わり、本格的な建て替え工事に突入している神戸阪急ビル東館ですが、同時に計画されていた西館と神戸三宮駅西口のリニューアルについてもいよいよ今秋にも始動させるようです。
震災による被害で一度解体された東館と異なり、西館は1936年竣工以来の姿を今に留めています。東西(実際には南北)に細長い西館は西口改札までの高架下を利用した形状で、現状は延床面積5,100平方メートルと比較的大きな商業施設です。10月からの着工を目指し、9店の営業中既存テナントとの退店協議に入ります。リニューアル後には倉庫スペースを拡大する為、商業施設は4,400平方メートルに縮小されます。しかし全テナントを退店させての工事となるので、内外装に大幅に手を入れる大規模な改装になる模様です。
加えて実施されるのが阪急神戸三宮駅の西改札口付近の美装工事です。
西口は昔からの面影をそのまま継承して今日に至っており、歴史を感じさせます。この雰囲気を守りつつ、より明るく美しくリニューアルされて欲しいですね。
西口の改札外コンコースについてはマクドナルド前の広場は天井パネルの美装化が数年前に完了しています。
完成時期は神戸阪急ビル東館と合わせる予定です。東口の改札内外コンコースも含めて神戸三宮駅が丸ごとリニューアルされる事になります。将来的には市営地下鉄との相互乗り入れを構想している阪急ですが、既存駅の大規模な改装を進める背景にはどういった意図があるでしょうか。乗り入れ工事には少なくとも10年近い工期が必要とされますし、加えて行政との調整を含めると実現にはまだ10数年の歳月を必要と考えられます。従って駅舎や高架下商業施設の改装は十分に費用対効果が得られると判断したのと共に今回の改装で神戸市に対するインセンティブ効果も期待しての実施なのではないかと推測します。同じく10月に屋号を神戸阪急に変更するそごう神戸店についても今後の阪急の動向に要注目です。
神戸阪急ビル西館と阪急神戸三宮駅西口リニューアル工事を今秋開始
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サンキタ通りの歩行者天国化は絶対に無理です
やったら商店街や阪急駅下の商品搬入が難しくなり
物流がストップするでしょう
倉庫スペースを拡大するのはそのためです