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南京町の南側で建設が進むドーミーイン神戸元町。戸田建設の施工でRC造の躯体工事は3階まで積み上がり、4階に鉄筋が伸び始めています。
建物のスケール感が徐々に出てきました。延床面積では建て替え中のホテルモントレ神戸に抜かれてしまいますが、現在、建設中のホテルでは2番目の規模になりますので、なかなかボリュームのある建物です。
栄町通沿いとしては開業時は唯一のホテルとなります。ただ来年末には場所はかなり離れますが、神戸駅前付近にジュラクステイがオープンする予定です。栄町通のホテルとしてはホテルシェレナの廃業以来となりますので、実に約25年ぶりとなります。
この日も南京町は多くの人々で賑わっていました。関西唯一の中華街ですが、チャイナタウンはインバウンドにはあまり意味をなしません。ただ日本人もLA観光に行ったら、リトル東京でちょっと一息いれられるのは貴重な存在だったりします。関西・西日本観光の宿泊拠点として神戸をうまく活用できるというメリットをもっとアピール出来ればと思います。
鯉川筋との交差点付近から望む建設中のドーミーインです。上棟するとこの写真の枠からは最上部ははみ出るでしょう。
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南京町はどうなるのでしょう?
大阪華僑による大阪に中華街を造る構想が立ち上がっています。
コンパクトな南京町に対し、大阪は2、3倍規模にして大中華街にしてしまうでしょうからアピール度は全然違うでしょう。関西インバウンドは7、8割が中韓の観光客なのであまり効果は薄いと思うのですが、中華街の新しいまちづくりを考えねばたぶん商売上手な大阪に負ける可能性は高いです。
最近は神戸ステーキ屋やドラッグストアも出店してきて、中華街の存続に黄信号が灯りました。いよいよ神戸華僑にも正念場が訪れます。
先日帯広に行った際、ドーミーインに宿泊しました。
ドーミーインはビジネスホテルですが、安いだけのホテルとは一線を画していて、かなり快適でした。温泉があることや無料の夜鳴きそばがセールスポイントだろうと思いますが、朝食が充実していて美味しかったのが意外でした。イメージとしてはワンランク上の三井ガーデンホテルズなどと比べても甲乙つけがたい印象を持ちました。当日は宿泊客も多く、固定ファンが多いような印象を受けました。
ドーミーインの評価はさておき、旅慣れた人にとってお気に入りのホテルがあることはよく聞く話で、宿泊地をある程度の範囲から選べる場合(例えば甲子園に野球観戦に行く人が、阪神間でホテルを探す場合など)、お気に入りのホテルがある街を宿泊地に選ぶこともあるように感じます。つまり評価の高いホテルがある街は、その街に行く目的になりえます。安かろう悪かろうのホテルはそこまで神戸に開業しなくていいので、神戸未進出で根強いファンを持っているホテルの進出を期待したいものです。