神戸駅周辺

JR神戸駅南側駅前広場整備工事と駅舎内の変化 ポテンシャルを活かすには南北間の回遊性を更に高めたい



JR神戸駅の南北駅前広場は再整備が計画されていますが、まず先行整備として、南側駅前広場の一部改造が来春完成を目処に進められようとしています。



工事のメインの目的はどうやらウォーターフロントと三宮を結んでいる連節バス・ポートループの運行ルートを神戸駅前に延伸させる為の受け入れ準備のようです。

連節バスの車両が長い為、これに対応できるように広場を改修します。

バスの停車場はこの広場南側が想定されているようです。



既に広場南側に沿ってあった植栽帯は撤去が進んでいます。



DUOこうべのドーム横の半円状のエリアをタクシーの待機場とし、ポートループの進行の妨げにならないよう配慮されます。



連節バスの長さは全長18m。駅前ロータリーに乗り入れるには十分にバスの回転スペースを確保しなければなりません。



ロータリーに沿って立つ上屋もハーバーランドの開業時には近未来的なデザインを誇っていましたが、現在は既に前時代的です。



神戸駅南側は北側程ではないにせよ、近未来性が上手く処理されておらず、またハーバーランドに向かう人々は基本的に地下街へと誘われるので、然程の賑わいも感じられません。



駅前広場の再整備が進むと、寧ろ北側と立場が逆転してしまう可能性もあります。



駅前広場に接続している歩道橋・ハーバーランドブリッジの改修が開始されています。南側の駅前広場の賑わいを改善するには、ハーバーランドに向かう地上動線をもっと工夫する必要があるのではないかと思います。



駅舎内の商業施設プリコ神戸は、いつの間にかエントランス周りの装いを新たにしたようです。



フレームの中に照明を埋め込み、LEDの入った施設ロゴも大きくなりました。華やかさが増した雰囲気です。



閉店したアースミュージック&エコロジーの区画跡にも新たなテナントが解禁しました。エントランス側にオープンしたのが、雑貨ブランドの「スリーフォータイム」。



奥側にオープンしたのは、アロマやハーブを取り扱う「生活の木ハーブギャラリー」。



そして遂にがんこの入ったいた北側の区画も仮囲いが設置されて、現状復帰工事が始まりました。その後、新しいテナントが入るのでしょうか。



神戸駅前はもっと発展を遂げられるポテンシャルを持ちながら、それを活かし切れていない現状があります。南北間の回遊性を高めて地上と地下双方に人が繰り出す仕掛けが必要です。

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POSTED COMMENT

  1. ガンモ より:

    神戸駅南側にある喫煙所はいつも賑わっています。タクシー乗り場辺りや、地下街へのエスカレーター前にまで広がっていつもタバコ臭くて堪らないので辟易します。

  2. いかなごん より:

    神戸駅山側は新快速停車駅前とは思えないほど不釣り合いな景観ですね。タワマンや立派なオフィスビルが建っていてもいいのに。駅前再整備はもちろん必要ですが、キレイになったとしても、三宮に再開発が全て向かって
    いるので周辺ビルの建て替えに繋がるのは難しそうですね。タワマン解禁や駅前広場の一部を開発用地にするなど、旨味がほしいですね。30年頃に三宮再整備が一段落し、神戸空港国際化すると神戸駅前も状況が変わるといいですね。

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