伊川谷

神戸市が市営地下鉄伊川谷駅前の開発推進 民間開発事業者の公募を開始




神戸市内の拠点駅周辺の再整備行い、駅周辺の人口集積によるコンパクトシティ化を促進するリノベーション神戸プロジェクトが進行している中、地下鉄西神・山手線沿線の駅の中で最も未開の地だった西区伊川谷駅については、これまで駅前広場の微妙な整備に止まっていましたが、神戸市は駅西側で本格的な開発を進める方針を固め、駅前市有地の開発を担う民間事業者の公募を開始しました。



開発の対象となるのは駅前広場に面して南北に連なる土地で、これを3つの街区に三分割して、それぞれに開発事業者を充がいます。

駅前広場に面する街区2-1には中高層住宅を想定。民間デベロッパーによる100戸以上の分譲マンションの建設が条件に設定されています。敷地面積は2,974.31平方メートル。土地の引き渡しは25年10月頃で、着工は引き渡し後6ヶ月以内の条件です。

街区2-2は、にぎわい・利便施設で、人の滞留や交流、健康増進、経済活動等を通して駅前のにぎわいを資するし施設とし、15-30年の定期借地権の導入を図ります。契約敷地面積は2,318.80平方メートル。

街区1は現在、ホームセンターのロイヤルプロが出店していますが再び商業施設として再開発を予定します。敷地面積は3街区で最大の9,313.16平方メートル。用途には生鮮食品や日用品を取扱う施設を想定しており、イオンやライフ等、食品スーパーを中心とした店舗の出店が見込まれるでしょう。



商業施設開発予定地の北側には、パーク&ライド専用の平面駐車場の整備も計画されているようです。

伊川谷駅周辺はまだ田んぼや畑等の農地が多く広がっており、開発余地が多く残っています。今回の開発が進む事によって周辺でも民間の開発が誘発される可能性もあり、伊川谷は今後、沿線で最も変貌を遂げるポテンシャルを秘めていると言えます。

POSTED COMMENT

  1. sirokuma より:

    伊川谷町と櫨谷町の谷筋の昔からの平地は、ニュータウンとして、山を切り開き創出した宅地ではないので開発はほとんどされていません。伊川谷駅周辺も、農業振興地域に囲まれており駅周辺部を除きほとんどが市街化調整区域内なので民間事業者による開発事業は現状では限定的にならざる負えないと思います。ただ、農業振興地域の扱いも近年変わってきているようですが開発が容易になったのでしょうか?
    何れにしても西神方面の人口流入を計るには、例えば、地下鉄を改良し特急・快速等を運行させ三宮までの所要時間を大幅に縮めるなど交通インフラの改善が効果的だと思います。

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