耐震改修工事中の元町高架下商店街。昨年には旧3番街と7番街の一部となる3街区、7街区がリニューアル工事を終えて、煉瓦と黒のパネルの洒落た外装に生まれ変わった高架下に店舗が開業し、話題となりました。
施設の運営を行うJR西日本不動産開発は、更に工事を進めていた3街区の東側について工事が完了し、24日に新たな店舗の開業を発表しました。
今回、再整備が完成したのは、3街区184-190の区画となります。
街区の境界通路部分には人工芝が張られたり、植樹やポール照明の設置も行われました。
基本デザインはこれまで開業済のエリアと同じ煉瓦と黒のパネルを基本としています。
館内にはジャズが流されており、高架下は常に洒落た港町の高架下にピッタリの雰囲気があります。
新たな4区画に出店するのは、服飾・洋品雑貨販売店、アクセサリー販売店、時計修理店、服飾販売店で、いずれも既存の高架下営業店の移転開業となります。
取材日は開業日前日でまだシャッターが降りていましたが、内装も供用開始されている3街区西側と同様に、天井にはフレーム型のライン照明がデフォルトです。
中央通路に面して、シャッターではない窓の開口部のある区画もあります。
内部はかなり広い店舗区画です。飲食店の出店も考えられているのかもしれません。
小さなランプ照明もデザインが可愛らしいヴィンテージ調です。
元町高架下が元町駅から神戸駅まで全てこのデザインで統一されていく事になります。
中央幹線に面して一部の店舗区画は外側にも開口が設けられています。
最も再整備が進んでいる3街区については、西側・東側のリニューアルが完了しました。
まだ3街区も中央部については、外装については既存施設解体もまだのようです。
まだまだ他のエリアの解体・改修はこれからの着手となっており、事業期間は非常に長期に渡る予定です。
再整備完了済エリアと比較すると、非常に大きなギャップを感じます。
こんなに長距離に渡る高架下商店街は全国的にも稀有な存在であり、またこれを全面的にリニューアルする事例もないでしょう。前代未聞のプロジェクトは明確な完了時期を定めずに進むサグラダ・ファミリア的な再整備と言えるでしょう。
元町高架下商店街・モトコー3街区の改修エリアが東側に拡大 24日に新たに4店舗が開業
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