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海岸通・旧神戸郵船ビルの西側に隣接し、駐車場として使用されてきた約1,300平方メートルの土地を和田興産が取得しました。敷地面積が1,000平方メートルを越えているので、来夏に施行される神戸市の住宅建設規制によって容積率の400%までに抑制される対象となる為、規制導入前の駆け込み申請によってプロジェクト化されました。
現地にはマンション建設予定地の看板を立てています。
これまで開発事業計画のお知らせ及び建築計画のお知らせの2つの掲示がありましたが、パースの部分が空欄となっていましたが、遂にパースが出ました!
名称 | (仮称)ワコーレ中央区海岸通1丁目新築工事 |
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所在地 | 神戸市中央区海岸通1-1-2 |
規模 | 地上19階 地下1階 |
敷地面積 | 1,322.33㎡ |
建築面積 | 1,002.53㎡ |
延床面積 | 12,566.29㎡ |
高さ | 59.98m |
構造 | 鉄筋コンクリート造 |
用途 | 共同住宅 128戸 |
設計 | 大土呂建築設計事務所 |
施工 | |
事業主 | 和田興産 |
完成予定 | 2022年5月 |
設計は現在、ワコーレ御用達の大土呂巧建築設計事務所。
地上19階建のタワー型マンションのプロポーション。特筆するのはまず基壇部は隣接する旧神戸郵船ビルをモチーフにした近代建築風に仕上げている点。次に10階より上の高層部の南面両コーナー部は神戸のタワーマンションではこれまで実現出来なかったカーテンウォールを採用。中央部にも8-9階の2層吹き抜けでカーテンウォールを採用。ここに住民専用ラウンジが配置されているのでしょうか。他都市であれば、最近流行りのタワマンデザインですが、神戸の都心部では希少価値が高い存在になる可能性があります。高さを60m未満に抑える事でこのデザインが実現したのだと思われます。マリオンに照明を埋め込んで夜間景観への貢献も期待したいところです。
まだ景観デザイン協議は成立していないので多少の変更はあるかもしれません。和田興産にとっては最後の都心大規模物件になる可能性もありますが、規制区域外で大型物件の開発が進められる可能性は存在します。
隣合う旧神戸郵船ビル改め日本港運神戸メリケンビル。1階のテナントがどうなるのか。この建物や立地を有効的に活用できるレストランやカフェとしてエリアの活性化に貢献して貰えればと思います。こちらもポトマックが入ると人気が出るかもしれません。
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神戸市の下らない規制の中では
よく頑張ったデザインなのでしょうね
そうですね。他都市では当たり前の事が神戸では出来ないのが現状です。
高さは最低限ですけど、デザインはなかなかいいですね。
はやく規制を撤回させないといけませんね、高さも。
消防条例の改正はかなり厳しいと思われます。誰もリスクを負おうとはしないので。。。