リノベーション神戸の拠点としていち早く駅周辺の再整備が進められてきた西神中央ですが、その中心となる西神中央駅もリニューアルの対象となるようです。神戸市交通局は、駅舎のリニューアル工事を担う事業者を決める一般競争入札を公告しました。
神戸市はこれまで新長田駅、三宮駅のリニューアルを進め、更に板宿駅のリニューアルに着手するところの他、名谷駅も駅ビル改修と共にコンコースの改修が行われています。また伊川谷駅や妙法寺駅でも部分的な改修が進められました。西神中央駅は改札内外のコンコースやホームを対象としたほぼ全面リニューアルを計画しています。
まず1階コンコースについては床を全面的に張り替えます。新長田や三宮でさえも床の全面張り替えは実施されていませんが、西神中央は全面実施を選択。
また改札外のコンコース・アトリウムには3基の木製デザインベンチを設置する計画です。駅構内を滞留空間としてリニューアルする事になります。
現在のアトリウム。エキソアレやコンビニ、ベーカリー等が営業し、時折、販促イベント等も行われていますが、全天候型の滞留空間にもかかわらず、現在は単なる通行空間としてしか活用されていません。
アトリウムのアーチガラス屋根には大きな設計変更は入りませんが、シーリングの打ち替えやクリーニング、防鳥ネットの張り替え等が行われる予定です。
コンコース内の既存パネルは塗り替えによってイメージを一新する他、木ルーバーを活用した装飾も行われる予定です。
券売機から改札横の駅員室までの青のパネルがどうような色に塗り替えられるのか。駅員質の上部は木ルーバーで今風の外観に生まれ変わります。
更には改札機上から改札内コンコース上部の天井もパネルの全面張り替えが施されます。
特に中央部分については、木ルーバーウェーブ天井になる計画です。様々な色や幅のルーバーが無数に取り付けられるようです。
改札機上は吹き抜けになっていますが、その向こうの天井が木ルーバーに覆われる事になります。
先月に竣工した神戸市役所連絡棟やその他、新築の市庁舎は天井に木ルーバーを随所に採用しており、西神中央駅のリニューアルでもこのデザイン手法が施される予定です。
ホームについては天井パネルの張り替えが行われますが、床については部分的な張り替えと補修に留まる予定です。
その他、案内表示やサインも全面的に刷新される事になります。工期は来年9月末と設定されていますが、恐らく工事の内容とスケジュールから鑑み、実際の完成時期は早くても来年末、場合によっては来年度末の可能性もあり得るでしょう。沿線駅では比較的綺麗な西神中央駅舎のリニューアルは想定していませんでしたが、完成の楽しみな計画がまた一つ増えました。
リノベーション神戸・西神中央駅のリニューアル工事を計画 施工事業者入札を公告
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