先週から14-15階のオフィス階最上層の鉄骨建方が進められている神戸阪急ビル東館の建設工事。この階層の工事はこれまでのフロアとはかなり異なる作業が行われている事は先週の記事でもお伝えしましたが、更に複雑化を極め始めました。
建物東側まで15階の鉄骨が立ち上がっています。心なしか14-15階の梁は他階より細いようです。上層階になり軽量化を図りだしたのかもしれません。
鉄骨造の建物ではよく見かけるこの途中階から突き出した仮設の構造物は何を目的としているのでしょうか。
北面の基壇部はほぼ全面が養生ネットで覆われています。
東面頂部アップです。14-15階の鉄骨の構造が複雑である事が分かります。
構造が複雑化する理由は南面から見るとより分かりやすいです。南面のPCカーテンウォール取り付けは7階まで完了しています。
ここで完成予想パースを見てみましょう。西面と南面の立面図です。南面は頂部となる15階が西から東に向かって傾斜が付いています。
この傾斜に合わせて鉄骨を組立ているので、これまでの階のように単純な作業ではありません。
いずれこの傾斜の形状がより明らかになってくる事でしょう。カーテンウォールの取り付けが進めば更に明確となります。南面のカーテンウォールが先行していますが、なかなか北面の作業は開始されません。建設現場でもコロナウィルスに端を発した建材や部品のサプライチェーンに問題が起きている可能性もあるかもしれません。
建物の西端にはまた更に2層を追加する為の仮設ネットが取り付けられています。機械室階の16階、そしていよいよホテルのレセプション階となる17階の構築に着手する日も近い事でしょう。
JR元町駅のホームから眺めた三宮の様子です。低層ビルの中から、神戸阪急ビルが頭一つ飛び出しました。しかし背後に聳えるシティタワー神戸三宮が圧倒的です。南北幅のあるミント神戸も重鎮的な存在です。
神戸阪急ビル増築工事 15階の鉄骨工事はその形状から複雑化を極める
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