板宿

地下鉄西神・山手線板宿駅のリニューアルデザイン投票決定 市民投票でC案に決まる 改修は中途半端にやるべきではない



神戸市交通局高速鉄道部施設課は、開業から既に46年が経過し、施設の老朽化が進む市営地下鉄西神・山手線の板宿駅のリニューアルに着手するにあたり、デザイン案3案を公開し、市民投票によってこれを決定する「板宿駅リニューアルデザイン市民投票」を公示していましたが、投票によってC案に決定した事を発表しました。



C案のテーマは「まちの活気」。まちの賑わいと温もりを落ち着いた調子で表現したデザインで、改札口、券売機等のエリアを円形の飾り天井で空間化し、まちの賑わいや活気を感じられる駅空間とし、木調の素材感を強調しています。



また須磨区の花「コスモス」や須磨区の木「松」をイメージしたピンクや緑を所々にアクセントとして使用した内容となっています。



結果としては、過半数の票を獲得したC案が圧倒的な強さをみせ、他2案を大きく突き放した形での勝利でした。デザインのまとまりの良さは、確かにC案な最も優れていたのではないかと思います。



今後のスケジュールですが、今年度内に実施設計を完了し、来年度前半から改修工事に着手。完成は25年度を予定しています。



新長田駅のリニューアルも地下通路の一部や東出入口の改修が完了しています。ただ新長田の場合、床の刷新は全く行われず、地下通路も壁面の多くを既存のまま残す形での改修となり、予算の削減を試みた様子が垣間見えたのは多少なりとも興醒め感があります。板宿駅構内やホームの床は新長田以上に老朽化が激しいので、更新は必至です。

このペースで徐々に沿線各駅のリニューアルを図っていく事になるのでしょうか。先日の九州遠征では、福岡市の地下鉄新線の美しい新築駅を目の当たりにしました。リニューアルするならしっかりと全面フル装備で改修を行うべきです。

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新神戸駅のリニューアルの際もエスカレーターの壁面や階段とエスカレーターを隔てる擁壁を覆う鉄製パネルにも手を付けず、擦れた状態のままにしてしまい、中途半端の改修でチグハグ感が否めません。

やるならしっかりやる。コストダウンは大事ですが見える所でするものではありません。板宿駅ではでこうした中途半端改修は見たくありません。

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