兵庫県庁再整備

兵庫県庁のあり方等に関する検討会によって示された県庁周辺の再整備方針と今後のスケジュール


兵庫県庁のあり方等に関する検討会第3回が開催されました。1月の第2回検討会から4ヶ月ぶりの開催となりました。前回の検討会では、1号館の跡地に新庁舎と県民会館の機能を合わせた合築プランが望ましいとして示されました。



第3回検討会によって示された兵庫県庁周辺の再整備方針案です。引き続き県庁と県民会館は合築を基本とし、現在の1号館と西館跡地に建設する計画です。



また現在、別館のある新庁舎の南側ににぎわい広場を整備し、憩いの空間を創出。災害時には一時避難や復旧活動の拠点としての機能も持たせる広場となります。



2号館跡地は南北に敷地を分けて、北側に駐車場を整備。南側は民間事業者より提案を受け、にぎわいを創出する施設の整備を想定しています。



閉館した県民会館や兵庫県警本部の東側駐車場も民間提案によるにぎわい機能を想定しています。これらの民間事業者からの提案には住宅機能は認めないものとされています。



県公館も賑わい施設としての活用を検討する検討が行われており、迎賓館機能を付与する事での利活用案が出されていたり、別棟や東庭園はカフェ・レストランとして民間主導による再生が進められる方針です。



現庁舎の解体を進める為、3号館や生田庁舎の改修と民間オフィスの借り上げと入居が今後、数年間で行われます。民間オフィスビル内でまとまった面積を確保できるのかどうか。その上で新庁舎の基本設計を進め、28年度頃から実施設計と建設を開始する事になります。同時に元町北側エリア「モトキタ」の再整備も並行で進めていく想定です。



気になる新庁舎の規模感ですが、現在の内容・規模、以前の構想を示した上で、次回の検討会で具体的な数値が記載される予定です。紆余曲折があった後に示される新庁舎。前回構想は過大であるとの批判もありました。現状を維持するもしくは多少下回る程度に調整されるのではないかと推測します。



今後の新庁舎検討会ですが、7-9月の間に第4回、第5回が開催され、いよいよ最終的な基本構想が固められる予定です。来年以降は基本計画と設計の段階に移行し、2030年代半ばの完成を目指します。2034年頃が妥当でしょうか。まずは第4回、5回の検討会で示される基本構想案がどのような内容となるのでしょうか。

関連記事
兵庫県庁再整備

斎藤兵庫県知事は即刻辞職を これ以上の県政停滞は許されない!元町再整備構想とスケジュール再策定を急ぎたい

2024年7月28日
こべるん ~変化していく神戸~
斎藤兵庫県知事を巡る問題が日々、ヒートアップしていますが、それでも同知事は改めて辞職を否定し、職にしがみつき続ける姿勢を一切、崩して …

POSTED COMMENT

  1. kkbb より:

    かなり現兵庫県知事の意向が入った今回の建替え構想は、この先の知事の進退動向により大幅な修正が入ると思います。

    基本的に民間活力の導入を考えると言っても、サヨク市民受け狙いで民間デベ側にあまりメリットがない案件になっているので最近の神戸市同様デベロッパーに無視されかねず、資金の捻出が県主体になる可能性もあり事業は難航すると思われます。

    実際、現知事の意向でJR元町駅再整備や阪高湾岸線西延伸部工事が遅延している状況にあり、下手すると予想以上に長期になる可能性があると思います。

COMMENT

メールアドレスが公開されることはありません。