JR三ノ宮駅ビルの建設や駅前広場の再整備工事が順調に進行していく中、新交通ポートライナーの三宮駅についてもかねてから検討されていた駅舎内の混雑緩和を目的としたホームの拡張と西側の新改札開設を行う初の大規模なリニューアル工事が行われています。

ポートライナー三宮駅も開業から46年が経過し、見た目の老朽化もかなり進行しています。ポーアイ2期エリアの企業進出、コンテナバース跡地の大学誘致、そして神戸空港の開港と利用促進によってポートライナーの利用者は増加し、ピーク時間帯は駅舎のキャパシティを超える利用者で混雑を極めます。

2階のテナント店舗区画については早期に閉店と解体に着手。JR駅ビルを建設する竹中工務店と大鉄工業がポートライナー駅舎の改造工事も手掛けています。

仮囲いに覆われた駅舎の東側。ホームの拡張に向けて何らかの工事が行われている模様ですが、具体的にどのような作業が進められているのかは定かではありません。

現在、階上のホームへのアクセスは西側にはエスカレーターがありますが、東側は階段のみです。途中に踊り場のある折り返し階段なので、エスカレーターを新設する為のスペースは現状はありませんが、これから東に25mも駅舎を拡大する事で、新たな階段とエスカレーターが整備される計画です。

遂にホーム拡張に向けた本格的な準備が開始された模様です。北側の高架軌道の下の柱周りの工事が進行しています。

柱の周りに仮囲いが設置されている部分までの上空にホームが拡張してくるのでしょうか。

ホームの拡張にはこれを支える柱の補強や新たな柱の追設も必要になる可能性があります。これらの工事は大規模になるでしょう。空中の駅舎拡張というのもあまり例を見ない工事内容なのではないかと思います。ポートライナー駅舎の下には大きな空間があり、その一部は観光案内所、資材ヤード、タクシープールに活用されていますが、再整備完了後には有効活用が望ましいですね。

2本目の柱より東側は高架が南側にカーブしているので、これより先の延伸は技術的にも難しいものと思われます。この拡張及び西側の新改札の開設によって今後更に増えるであろうポートライナーの利用者数に対応が可能なのかどうかは予想が難しいところではありますが、新たな交通機関を検討しない限り、バスでの空港アクセス充実化を図る必要があります。またポートライナーの空港第2ターミナルへの延伸も計画されるべきです。

ホーム拡張や新改札の開設は、駅舎内外全体のリニューアルをもたらす事にもなります。外観は、既存の外壁パネルを撤去した上で、帆をイメージした膜素材で覆い、ライナーの発着を外から見れるように改修します。改札内外のコンコースも美装化や刷新が行われるでしょう。実際には、駅舎西側が新JR駅ビルと接続する為、今回、作成したイメージの左側に駅ビルが聳える事になります。また改札周りのデザインは公開されているパースに少し手を加えました。

夜間には膜のライトアップが行われる事は確実かと思われます。46年前にこの駅舎や三宮ターミナルビルが完成した際、当時の人々は三宮の新しい顔にワクワクを感じました。そして再び同じ場所が、周辺の再開発ビルや人の広場と共に、神戸の新しく風格のある玄関口として、市民や来神者により大きな驚きと感動を与えてくれるものと期待しています。
新交通・ポートライナー三宮駅のリニューアル工事 50年の歳月を経て再び
スポンサーリンク
スポンサーリンク
スポンサーリンク

