まもなく上棟を迎える雲井通5丁目の神戸三宮ツインゲート1期ビルに続き、地上躯体の成長開始が待ち遠しいJR三ノ宮新駅ビル新築工事。駅裏である雲井通とは異なり、常に目に触れる駅前広場で建設されている為、一般の人々における二つのプロジェクトの間の注目度は歴然とした差があります。

それでもこの大規模な建設工事を目の当たりにしながらも、「何できるん?」という会話が聞こえきます。知らない人はやはり知らないのでしょうね。ほぼ駅ビルの敷地いっぱいにまで1階床の構築が広がってきました。

西側の掘削は駅ビルの地下躯体の為ではなく、さんちかの夢ひろばと繋がる地下通路でしょうか。駅ビル側にもしっかりと山留が行われています。

そして美しい床が広がっている中、北東奥側に登場した謎の突起部。躯体の鉄骨や鉄筋とはまた異なる物体です。

既に駅ビル敷地内にはこれまで稼働していたクローラークレーンがもう一台も見当たりません。となると、いよいよタワークレーンの登場が考えられます。これはタワークレーン1号機のマストなのかとも思いましたが、形状も異なりますし、架台も見当たりません。非常階段のフレームでしょうか。

いずれにせよ近日中にタワークレーンか登場する事は間違いないかと思います。雲井通5丁目は4機のクレーンでの建設が進められていますが、この駅ビルでは何機のクレーンが投入されるのでしょうか。やはり4機でしょうか。

唯一、地下通路への仮設出入口周りのみは工事を避けています。この仮設部分の撤去には、本設の出入口を先行で供用開始するか、また新たな仮設出入口を造るのかのいずれかで処理が必要になります。

既存のデッキの炊き出した部分が今後、歩道と広場として活用される三宮クロススクエアの主軸となる賑わいゾーンとなる予定です。この駅前空間と再整備される駅前広場「人の広場」が玄関口であってもあくまでも通過ポイントだった三宮の駅周辺を大きく変えるでしょう。これまではサンキタ広場が唯一の滞留空間でした。

雲井通5丁目のタワークレーンがまだある内に、JR駅ビルや市役所2号館後にもタワークレーンが登場すると、三宮のタワークレーン祭りを拝む事ができます。三宮史上初の歴史的な光景として後世に伝わる事になるでしょう。

人の広場も着々と地下躯体工事の完了に向けての進捗が見られます。中央部のコンクリート打設もまもなく始められる事になります。

地下階への自動車のスロープや入口も完成に近づきつつあります。地下駐車場へのスロープはかつて北東方向から南西方向にありました。ロータリーの向きが南北方向へと変更されたので、スロープの向きも同様に変わりましたが、内部でカーブを描いて駅ビルの地下へと誘われます。

このまま人工地盤の構築へと移行し、低層店舗棟棟の建設も開始されると、更にワクワク感は増します。低層店舗棟にはカフェが入る事は間違いないでしょう。スターバックスコーヒーの出店が濃厚かもしれませんが、JR西日本グループのDELICAFEを入れてくる可能性もあります。駅ビルの中央幹線側1階にスターバックスが入るイメージパースもありますが、いずれにせよ滞留空間に飲食店の存在は不可欠です。

竹中工務店が施工している広場と駅ビルに沿って大林組が歩行者デッキの建設を同じ仮囲い内で進めています。関西を代表する二社のゼネコンが共同で三宮の再開発を行っています。大阪・うめきた2期のグラングリーン大阪の建設現場でも両社のタワークレーンが聳える稀有な光景が見られました。
旧三宮ターミナルビルに入っていた三宮OPAが閉館して8年が経過しました。センター街のビブレがOPAに転換されましたが、21年には看板を下ろしました。かろうじてダイエーにOPA2が残りますが、2年後には消滅します。JR駅ビルに再び開業する商業施設の名称と内容には大きな期待が寄せられています。梅田や淀屋橋に完成する大型再開発ビルでさえも下層階の商業フロアではもうかつてのキラキラ感を感じる事はできません。完全にオーバーストア感が色濃く反映されています。大型開発が抑制されてきた三宮ではまだ出店していないブランドやテナントの進出余地が残されているのではないかと推測しています。
JR三ノ宮駅ビル新築他工事 タワークレーンの登場はいつになるのか?
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