トアロードと三宮中央通りの交差点西角にある産資ビル。地上3階建の小規模なビルですが、1階のテナントの入れ替わりは激しく頻繁に新しいテナントが入っている印象ですが、ファミリーマートがオープンして以降は落ち着いているように見受けられます。

現在、同ビルは外壁のリニューアル工事の真っ最中。内装のスケルトン化も同時に行われているのではないかと思われます。

リニューアル後を見据えて新たなテナントの募集も行われています。外装改修工事は夏には完成予定との事。

この物件、「CRSX SOUTH」となるようで、建隆マネジメントの手掛ける物件となる模様です。旧居留地に本社を置く同社は地場デベロッパーで、アルファベット四文字の名称を付けたテナントビルを三宮を中心に多く保有しています。今回のように老朽化した建物を改修して高付加価値化する例も多く、都心商業地の賑わい増と景観の向上に寄与する企業です。

そして施工は村上工務店。これまた地場の建設会社で、最近はデベロッパーとしての役割やまちづくりへの参加による神戸の活性化への貢献度の高い企業てもあります。建隆と村上工務店が同一事業に参画する例は、京橋地区・波止場町緑地整備でライブハウスを計画するプロジェクトで確認できていましたが、建隆単独の事業で村上工務店が施工を行うケースが出てきました。神戸を盛り上げる2社が緊密になる事は素晴らしいですね。

しかしこの産資ビル、長屋のようにひと続きになっている為、一体でないと建て替えは難しそうです。一番西側のリーガルが入る部分は、構造を切り離して単独建て替えを行った真夜。

今回の外壁改修も角の一部は対象になっていません。この角部分はまた権利者が異なるのでしょうか。神戸の都心の土地は細分化され過ぎて、他都市よりもペンシルビルの割合が高いと思われます。その分、小スペースに小規模ビジネスが成り立ちやすいというメリットもあり、それが神戸らしさと言える面もあります。

しかしこうした主要商業地の交差点にある建物としては、土地活用の観点からは非効率ですし、街の風格を下げる要因にもなります。建隆が外壁をリニューアルし、新たな居抜きテナントが入り、活性化に繋がる事は素晴らしいですが、将来的には同社が一体建て替えをしてくれる事を期待したいですね。

周辺の空き店舗も埋まる傾向が見て取れます。向かいの三宮ビル北側1階には時計のゆきざきが出店。旧居留地に次ぐ2号店となります。

神戸BAL ANNEXの1階も改装工事が進行しており、新たなテナントを迎え入れる準備が行われている模様です。

地質ボーリング調査が行われていた三宮町2丁目のパーキング。まだ建設に向けた動きはありません。コロナ禍前は商業ビルの建設計画がありましたが、白紙に戻っています。近隣の大丸神戸店はインバウンド需要が高まっているようですが、以前のプロジェクトの再始動はあり得るでしょうか。
三宮中央通り・産資ビル外壁改修工事が進行中 周辺の動きもレポート
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