サンベル400

(仮称)小野柄通5丁目プロジェクト新築工事 サンベル400跡地 解体工事が完了しいよいよ着工へ


昨年11月から開始されたサンベル400の解体工事。中央幹線に面した小野柄通5丁目の立体駐車場ビルは通りを挟んで向かいに本社を置くマークラー神戸の保有建物でした。



解体撤去が完了し、完成にフラットな更地となりました。敷地面積は約1,531平方メートル。この土地の再開発を進めるのは大和ハウス工業です。



解体工事の看板から(仮称)小野柄通5丁目プロジェクト新築工事の看板に変更されました。新築建物の設計施工共に大和ハウス工業が手掛けます。



ただまだ先週までは解体工事が継続されていたようです。地中障害物の撤去を含んでいたのでしょうか。



解体工事と言えども既に敷地外縁部にH型鋼が等間隔に建て込まれています。従って新築建物の基礎工事を行う為の山留壁構築は終わっている模様です。



計画されている建物は鉄骨造地上12階 延床面積10,937平方メートルで、ホテル、店舗、オフィスから構成されます。ホテルには三宮で3軒目となるダイワロイネットホテルが開業予定。目の前では雲井通5丁目のバスターミナルビルの建設工事が進行しており、新たな交通拠点から至近距離にホテルが新設されます。



このエリアは既にビジネスホテルの激戦地になっています。雲井通5丁目地区を取り囲むように6軒のホテルが営業しています。ここにダイロイネットホテルが加わります。価格的には競合しませんが、バスターミナルビルの上層部にも高級ブティックホテルの開業が予定されています。

また1階はフロア全てが店舗となる模様です。コンビニやドラッグストアの出店がホテル建築内のテナントには常套ですが、どんなテナントが入るのでしょうか。2階には飲食店の出店も見込まれますが、向かいのバスターミナルビル内にエリア内最大級の商業施設も誕生する為、テナント誘致合戦が始まりそうです。



中央幹線を挟んで双方の土地で開発工事が進行します。労災保険関係成立票から推測する完成時期は2027年春。雲井通5丁目に先駆けての竣工、ホテルの稼働が予想されます。この開発は雲井通5丁目の再開発からの波及効果を受けて踏み切られたものと思われますが、更にこうした新規プロジェクトが周辺で派生する事を期待したいですね。

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