新港第2突堤周辺では、4月のジーライオンアリーナ神戸の開業に間に合わせるように周辺の整備が急ピッチで進行しています。3月末までには大半の工事が完了する予定であり、残り約2ヵ月の工期で一斉に仕上がっていく事になります。
アリーナへのメインアプローチとなる突堤基部を南北に縦断する道路の改良工事はまだ外見上、道半ばです。エプロンの埋設や地中のインフラ整備が進行しています。道路両サイドの歩道整備はまだこれから着手するといったところ。東側のアリーナ工事の現場事務所のある倉庫跡地はアリーナ竣工後、どのように活用されるのでしょうか。
臨港線については工事が先行しており、アスファルト舗装から本格的なインターロッキング舗装への転換が進められています。
既に整備が完了している西側と同じデザインパターンのインターロッキング舗装ブロックが採用されています。
所々に植栽やベンチ、照明を設置する部分が見受けられます。臨港線の歩道南側は既に電柱の地中化が完了している為、スッキリとしています。
この歩道整備が完了すると、新港突堤西地区は住友倉庫跡地を除けば、再開発がひと通り完了する事になり、今後は新港突堤東地区へと再開発の軸足が移行する事になります。
住友倉庫跡地は更地化が完了した後、あまり大きな動きはありませんでしたが、ここに来て敷地北側から何やら整備が開始されました。
整地されています。この後、アスファルト舗装を施すのでしょうか。暫定広場としての活用以外にも観光バスや一般車の駐車場等としても利用されるのかもしれません。
フェリシモ本社ビルの東側の擁壁を延長構築する工事が開始されました。擁壁の南側は土地の嵩上げが行われています。
擁壁は東側に更に延長されていくようです。岸壁との間には既に防潮壁がありますが、この擁壁設置の目的は何でしょうか。
防潮壁の外側の傾斜岸壁の整備工事も完成間近に迫っています。
等間隔に並ぶポールの頂部にもライトが取り付けられました。夜間の岸壁散策時にも重宝されるでしょう。
砕石の斜面の手前にアンカーボルトが並びます。転落防止の柵を設置するようです。
柵の設置が完了すると、いよいよ傾斜岸壁の完成です。既存の岸壁に沿って作られていた柵は早くと撤去される事になると思われます。着々と4月の新たなウォーターフロントの「まちびらき」に向かって準備が進められています。
新港第2突堤周辺の再整備の進行状況 海辺の新たな「まちびらき」に向けて準備が進む
スポンサーリンク
スポンサーリンク
スポンサーリンク
本日、私も新港町の各工事進捗状況を確認してきました。
ジーライオンアリーナ神戸は実際に目の当たりにすると、写真で見るより迫力があってエリアのランドマークに相応しい佇まいでした。神戸大橋やポートアイランド西公園などからも遠目を引く存在であり、夜間のライトアップなども楽しみです。
傾斜護岸も綺麗に整備されており、供用後にカップルなどがゆったりとした時を過ごせそうな印象を受け、色々とエリアを彩る存在になりそうで神戸市民として誇らしい気分になりました。
ただ、護岸に敷かれた砕石の隙間にゴミが多数放置されている状況を見て悲しくなってしまいました。工事の妨げになるマナーの悪い通行人などを完全に排除できないなら、仮囲いで囲ってしまってもよかったかも知れません。それで進捗が確認できなくなるのは残念ですが。