加納町交差点に鎮座する巨大壁ビルがURの布引ビルです。地上10階建ての複合ビルで1967年竣工と築50年以上の古参の建物ですが、昨年よりテナントの退出が進められてきました。
そして遂にこの建物の解体工事が開始された模様です。フラワーロードに面した建物入口にゲートや暫定の仮囲いが設置され、工事関連の帳票類が掲示されました。
労災保険関係成立票に工事の発注者が記載されています。株式会社プレジャーズコーポレーションがこの解体工事を委託しています。同社は大阪市北区に本社を置く不動産会社で大阪市内で小規模ビジネスホテルを複数保有、運営しています。神戸でも中山手通でホテルを建築中でしたが、建設は中座しています。
同社がこの大型物件を購入した事は驚きです。再開発が目的なのか、それとも転売を計画しているのかは現時点では定かではありません。大規模住宅建設が事実上、禁じられている神戸で、この規模の敷地面積と駅からの距離を鑑みると、商業利用がどこまで可能なのか。
北側に隣接するイスズベーカリーの本社ビル・工場。この建物も併せて開発される可能性があるようです。
敷地面積は両建物を合わせて2,000平方メートル程かと思われます。一体的な再開発が行われる場合、どのような用途、規模の開発が適しているでしょうか。布引ビルの解体は来夏までを予定しています。
全国の地方都市の商業地が上昇に転じた事とは反対に大阪、京都と同様に神戸の都心部は地価の下落率が大きく調整段階に入っています。
来夏以降、この土地がどのように扱われるのか。コロナの状況や南側の三宮再開発の進捗次第で動向は左右されるものと思われます。
布引ビルの解体が遂に開始される! イスズベーカリー本社と合わせて再開発される?
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そう言えば、中山手のホテルの基礎の解体工事も始まっていました。
小規模ビジネスホテルというより、ラブホでしょう! 特に兎我野町の物件は。後デリバリーと提携してるみたい感じですね。