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人口減少対策プロジェクト「リノベーション・神戸」における駅前再整備拠点の一つである名谷。その中で先行整備として進められたのが名谷図書館の開設です。
神戸市は図書館を街の活性化の切り札の一つとする方針を定め、各拠点にて図書館の新設を進行させています。その先陣を切ったのが名谷図書館です。
名谷駅を出ると、図書館の看板がありました。
この新しい図書館が話題になる一つのポイントとして、全国で初めて百貨店内に開館する図書館となった事です。大丸須磨店の最上階に整備され、百貨店x図書館のシナジー効果で街の賑わい作りを狙います。
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プロジェクト概要
名谷図書館
事業者 神戸市所在地 神戸市須磨区中落合2-2-4 大丸須磨店4階
延床面積 約1,298㎡
閲覧席 138席
蔵書数 7万冊(予定)
指定管理業者 シダックス大新東ヒューマンサービス
開館日 2021年3月24日
開館した名谷図書館
エスカレーターを上がって4階に到着すると広々としたスペースが広がり、その奥に真新しい名谷図書館があります。
図書館の内、外を隔てるのはガラスで、フロアに開放感と図書館の雰囲気に先進性を与えるのに一役買っています。
正面入口横に「TOMARIGI(とまり木)」のネオン。
TOMARIGI
名谷図書館の愛称。「日々の暮らしのなかで、仕事や学校帰りに本を楽しみ憩える空間。そして、ここで過ごした子どもたちが大きくなって街を離れても、帰ってきたときにはまた訪れて、ひと息つけるような空間。そんなあたたかな場所になるように」がコンセプト。
名谷図書館は市内で12番目の図書館です。
丸テーブルのある雑誌コーナー。残念ながら緊急事態宣言時の開館だったので、雑誌や新聞等は撤去されていました。
一般書コーナー。本来であれば書棚の前には木のぬくもりを感じられるベンチが設置されています。
棚の間の中央には丸ソファーなども置かれて寛いで本の読める空間が整えられています。
椅子が全て撤去されてしまっていますが、壁沿いにはカウンター席が設けられています。
そして防音壁の間仕切りを設置した個人ブース席。集中したい時に最適です。
受付カウンター横のスペース。コピー機や図書検索PCブースが設置されています。
会議室のようなグループ学習室。
児童書コーナーにはおはなしの部屋があり、靴を脱いで入室します。子供向けに本の読み聞かせが出来ます。
内装には木材をふんだんに使用し、暖かみを感じられるおしゃれな雰囲気を持った図書館です。
図書館前に館内の模型が飾られています。
図書館周りのスペースも広々としてフロアを贅沢に使っています。
館外エスカレーター横の新聞コーナー。
図書館前には六甲山の丸太を並べて作った特性ベンチが並びます。
エスカレーターの反対側にはキッズコーナーが整備されました。
かなり広々としています。子育て世代も重宝しそうな図書館です。
大きなベンチも随所にあるので老若男女が気軽に立ち寄れます。その上で下層フロアの百貨店で買い物も済ませると、シナジー効果が生まれる事になります。
新聞コーナー横にはカフェも営業しています。図書館で本を借りて、コーヒー片手にカフェで読書といった優雅な時間も過ごす事も可能です。
駅前図書館プロジェクトの先陣を切る
地方や郊外の百貨店の閉店が苦戦し、再編によって閉店が相次ぐ中、地下鉄西神・山手線の沿線でも大丸新長田店、そごう西神店が撤退し、三宮を除けば、沿線で唯一となった大丸須磨店。閉店ではなく、店内改装と図書館を入れるというこれまでに無い手法でのテコ入れを行いました。しかし図書館や書店を中核とした商業施設の新設や改修は全国でも増加傾向にあります。まだ西神中央に遅れをとっている名谷駅周辺の再整備ですが、今後、本格化します。
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先陣を切ったのは、数年前に岡場駅前エコールリラに開館した北神図書館ではないかなと思いました。
マドラグ初の京都外の支店ですね!超有名な往年の喫茶コロナの玉子サンドが神戸で食べられるのはもう垂涎ものです!
(なぜか神戸大丸の従業員食堂には数年前から出店してましたが)