神戸水上警察署庁舎移転計画

海岸通沿いである波止場町1番地に縦列する神戸第二地方合同庁舎、合同庁舎別館、兵庫県神戸水上警察署、大阪湾水先区水先人会阪神事業所。市の計画ではこれらの建物を解体し、旧居留地からダイレクトに海の望める景観を再度、復活させ、「みなとを身近に感じ、眺望性にすぐれた心地よいオープンスペース」の創出を目指しています。



青で示したエリアが移転対象となっている地区です。第一段階として市は耐震構造に問題のある水上警察署を平成25年を目処にポートアイランド北公園に移転を計画中です。



こちらがポーアイに建設される新水上警察所庁舎の完成イメージです。色使いやデザインに神戸らしい落ち着き感を感じさせます。



神戸大橋の袂である北公園の東端で建設工事が開始されています。現在は基礎工事の真っ最中です。

建物概要

規模：　地上6階
構造：　鉄骨造
敷地面積：　
建築面積：
延床面積：
竣工予定：平成24年12月



1年後の建物完成後、完全移転を予定しています。その後、波止場町の現庁舎は解体されます。




同庁舎解体後、方向性としては隣接する公園と庁舎跡地を先行整備して、親水広場を設けるという構想です。その他の庁舎は関連団体との交渉や移転先の問題解決が鍵を握るので、水上警察のように市単独で進められるわけではありません。これらの建物が移転しても阪神高速の高架が視界を遮っているという難題も抱えているので、中長期で検討しなければならない課題です。この計画は段階的に進行させていくしかなさそうですね。

何はともあれ第一段階である水上警察署移転はすでに実現化に向けて動き出しています。





新水上警察署の建設現場はこのようにこれぞ「ザ・神戸」といった素晴らしい眺望が広がっています。海、港、街、山が絶妙なバランスでファインダーに収まります。



ここからでもすでに神戸一の高さになる予定のシティタワー神戸三宮の姿が見えるようになってきました。完成すれば新神戸のクラウンプラザホテルを完全に覆ってしまいますね。



ちょっと高さを変えてもう一枚。神戸大橋の歩道からです。大型客船、高層ビル群、山々･･･。日本でオンリーワンの景観ではないでしょうか。本当に絵になる都市ですね。